NEC の伝統芸はゴミのプリインストール

実家の NEC のパソコンが調子悪くなったとかで電気屋に持ち込んで修理していた。HDD交換で4万も取られていた。地方の老人をサポートすることでボルのが田舎の家電量販店のビジネスモデルだ。トラブルの切り分けもできない老人相手だから、「これはHDDを変えないとダメですね。工場出荷状態になります」でいいんだから楽だ。

かといって、トラブルの切り分けやデータのサルベージもできない老人だから、どうしようもない・・・そんな条弱でもとりあえず使えるようにしてくれるのだから仕方がない。

問題なのは、そのまっさらになったPCの環境復旧をするのが自分ということ。トラブったときにそのまま渡してくれたら環境のバックアップが取れるかもしれない。「復元」で回復できる可能性もあるのに、知らされるのがHDDを交換した後なのだ。

で、まずマカフィーのアンチウイルスソフトを削除して再起動。ウィルスバスターのインストール。旧ドライブで運用していたときのソフトを削除しインスコ、旧アカウントの削除と新しいIDでの再インストール。

その後、不要なソフト類の削除と。プロバイダ契約用のリンクとか専用アプリとか要らんねん。そもそも、回線をどこのモノを使うのかわかりもしないのに、決めうちでやられても使える人なんてほとんどいないだろう。これらのソフトだけで5本以上消したと思う。

次は、使えないテレビチューナー系の予約とか視聴用アプリ。両親はわけもわからずに、使い方も分からないテレビチューナー付きの機種を買っていた(実家には4台のパソコンがあるが、全部チューナー付き)のだが、地デジ対応していないのでハード的にも意味がない。もっていても仕方がない。チューナーや予約ソフトは当然ながら常駐型で常にメモリ上に居座る。これらを削除するだけでかなりのリソースが開放される。

これだけやるのにかなりの時間を費やしたが、難問はそのあとにあった。使っていると突然ファンが回り始めてレスポンスしなくなった。使っていたのはブラウザだけだったのにだ。プロセスをみると imgSrchとかいう文字。アプリのリストには表示されないサービスのようだ。検索したらNECのユーティリティソフトのソフトナビゲーターとかいうものらしかった。それらしいゴミは全部コントロールパネルのアプリの追加と削除で消したはずなのに。ソフトナビゲーターというソフトはそこには残っていないにもかかわらず、CPUを独占している。そのプロセスを止めればファンもCPUの使用状況も改善するからそのプロセスが原因だ。

さらに検索結果を見ていると、同じような質問があり、レジストリエディタで起動のエントリを消すという方法があった。そこまでせなあかんのか・・・しかし、これをやっとかないと、親に「ファンが回り出して動きが鈍くなったらctrlとdelとaltを同時に押してimgsrchを削除して」と教えなければならない。無理でしょ。別居の親のパソコンを管理人としては。

このお節介なプリインストールソフトは迷惑以外の何物でもない。「まあ、こんなのはインターネットが普及期の勘違いだろう。まさか、今時初めてインターネットにつなぐとかないだろうし。」と思ったが、似たような事例が頭をよぎった。同じようなNECのタブレットだ。

見栄えのしないAndroidタブレットに「ユーザーに使っていただきやすいように」と50本の厳選した(っw)アプリをプリインストールしていた(屍を重ねるNEC。>「iPadに十分対抗できる」、NECが10.1型のAndroidタブレット端末)。ほんの数ヶ月前の出来事だった。おそらく、NECのタブレットは国内でもほとんど競争力がなく、叩き売られているか老人を騙してうるためにインセンティブをいっぱいつけて地方の量販店に押し込まれていることだろう。あと一つ、価格ドットコムに出品してる通販ショップに流れているかもしれないね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です