アマゾン新 Kindle 発表まとめ:Kindle Fire HD、Kindle Paperwhite 登場 – Engadget Japanese

 Amazon の次のカードは自分の予想をはるかに上回るものだった。ここで簡単に頭を整理してみたい。

まとめてみて気づいたというか、分からなかったことがあったことに気付いた。それは、新しいkindleシリーズのOSバージョンについて一切言及されていないということ。ICSではないのか?だとしたら、相変わらずモッサリな端末の可能性もある(ICSはマルチコアを前提に作られていて、そのおかげかXOOMはICSにしてから動作が軽くなった)。

・Kindle Fire HD 8.9 インチ
iPad に真っ向から勝負を挑む旗艦モデル。多くのAndroidより小さいのに 1920 x 1200 ピクセルという高精細液晶を搭載してきた。この大きさでクアッドコアを載せられなかったのは少し残念だが、この価格とAndroidブランドがあれば競争力は十分だろう。

10インチクラスでは圧勝のiPadにこの価格差で対抗できるのかどうかは分からないが、10インチのAndroidへの扉は完全に閉じられただろう。1920×1200で9インチのタブレットが$300を切ってしまったのだ。東芝もSONYも早く在庫を処分したほうがいい。

・1280×800 7インチ
NEXUS7と真っ向勝負。コアの数で負けているのが惜しい。Androidのバージョンがわからないのもガジェットヲタクには辛い所だ。ただ、Amazonでのお買い物が好きな層にとってはどちらが訴求すのか分からない。

少なくとも、NEXUS7以外のプレーヤーの入り込む余地はほとんどなくなった。今年の1QではSamsungがAndroid市場では優位だったが、今年の4Qにはシェアは急減間違いなしだろう。ちなみに、日本メーカーのモデルは最初から「その他」の中にしか入っていないので増えたか減ったかすら分からないだろう。

・1024×600 7インチ
初代のマイナーバージョンアップだが価格を下げることで、価格に敏感な層へのアピールを強くしたモデル。結局これが一番多く売れるのかもしれない。

アマゾン新 Kindle 発表まとめ:Kindle Fire HD、Kindle Paperwhite 登場 – Engadget Japanese
◯Kindle Fire HD
カラー液晶タブレットの最新モデル。1920 x 1200ピクセルの8.9インチ版と、1280 x 800 の7インチ版をラインナップ。プロセッサは8.9インチがTI OMAPの最上位OMAP 4470 (1.5GHz 2コア、PowerVR SGX544グラフィック)、7インチがTI OMAP 4460 (1.2GHz)。

そのほかDolby Audio デュアルステレオスピーカー、「新 iPad より41%速い」デュアルバンドMIMO WiFi、Bluetooth、前面HDカメラなど。

価格は7インチ16GB 199ドル、32GB 249ドル。8.9インチ16GB 299ドル、32GB 369ドル。
8.9インチには4G LTE対応版があり、32GB 499ドル、64GB 599ドル。年間50ドルの特別なデータプランあり。発売は11月20日。

◯Kindle Fire (無印)
昨年発売された初代 Kindle Fire の中身をリフレッシュしたモデル。画面は7インチ1024 x 600 IPSのまま。TI OMAP 4430 (1.2GHz 2コア)、1GB RAM、8GB ストレージ、WiFi (シングルバンド、シングルアンテナ)など。

同じ画面サイズの Kindle Fire HDより解像度やストレージ容量、プロセッサ速度、Bluetooth / HDMI / カメラの有無、WiFi速度などほぼあらゆる点で下位。約1.5mm厚く、5gほど重い400g。(初代の413gよりはわずかに軽い)。3G版なし。価格は159ドル。9月14日発売。

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