MobisleNotes と Simpletext.ws

　MobisleNotes が完全に定番ノートに収まった。iOS のメモとPlainText もほとんど使わなくなった。Notesy は特殊な使い方ができるので置いているが、こちらも使用頻度はほとんど無い。Android は標準のメモアプリがなく（メーカーの設定によっては購入時からあるかもしれないが、素の Android にはない）いろんなアプリを試していたが、XOOM で使って快適なものに出会えないまま現在に至っているが、同期の都合上 MobisleNotes に落ち着いた（iPad と同じ UI を搭載したバージョンが出ることを祈りたい）。

　アプリだけでなく、ウェブでのメモも MobisleNotes に落ち着いた。以前、ブラウザで使っていた Simpletext.ws を久しぶりに確認したらサービス停止のお知らせがあった。Simpletext.ws の運営会社は老舗の Apple ソフト開発メーカーで PlainText もそうだ。Simpletext.ws と連動する WriteRoomというメモアプリも出していたが、Dropbox と PlainText の組み合わせで十分というユーザが多かったのだろうか、WriteRoom というアプリはあまり名前を聞くこともなく現在に至っている。

　Plaintext は Dropbox を介してテキストファイルを共有するので、Android 版や専用のウェブが無くても、PCのエディタや Android のメモアプリとデータを共有できる。しかし、デバイスごとに違うインターフェースで、Android や PC ではファイルの管理まで必要となるという煩雑さで MobisleNotes が圧勝なのだ。

　MobisleNotes の simpletext.ws に対する大きなアドバンテージは https 通信である点だ。Evernote を使わない理由の一つがこれだ。暗号化を行なっていないサービスを公衆無線LAN（特にソフトバンクのFON）やネットカフェなどで使う場合には注意が必要だ。会社のネットワーク端末で私用のテキストを読み書きする場合も注意したほうがいい。特に、proxy 経由でネット接続しているような環境では proxy サーバで検閲されていると思っておいた方がいい（実際にしているかどうかは別として、その気になれば簡単にパケットの中身を見ることができる）。

　MobisleNotes の運営は Dropbox ほどは大きくないし、安定もないだろう。数年後に Simpletext.ws と同じ運命をたどるかもしれない（クラウドサービスには常につきまとう問題だが）。しかし、クラウド世代のメモアプリとしては自分がこれまで触れてきた環境の中では頭ひとつリードしている感がある。

追記：
　さっき気づいたのだが、ウェブ版でチェックリストを使っているときに tab キーでアウトラインプロセッサのようにレベルを移動できる。ちゃんと親のノードをチェックすると下位のノードもチェックされる。CLIE を使っているときに一番使える業務用のアプリは progect というアウトラインプロセッサだった。チェックリスト機能がついてて MobilseNotes のように使えた。MobisleNote のチェックリストは子を折りたためないのと、階層が２つしか無いのでアウトラインプロセッサとしては使えないが、メインのto-doはToodledoのproアカウント＋PocketInformantで管理しているので、To-do管理をする気はないが、ルーチンワークのチェックならこれで十分かもしれない・・・