Nikon COOLPIX P330 #03 諸々

全然写真が出てこないカメラのレビューがこちらですwww 受け取ったのが日曜日の夜だったから。写真が載るのは週末になると思われる。。今回は、手にして設定をしながら気づいた残念ポイントを考える。

充電の仕様

 USBケーブル給電で充電できるというのはイマドキのモバイルデバイスとして標準的な仕様といえる。PC でも充電できるのは、専用の充電器を持ち運ばなくていいという点で便利なことが多い。

 しかし、残念なのは対応しているUSBの仕様がイマドキではないこと。今はスマートフォンやタブレットを充電できることを売りにしたACアダプタやモバイルバッテリーが主流だ。スマートフォンを充電するには最低でも 1A、iPad では 2A が必要だ。

 ところが、P330 付属のACアダプタは505mAだ。そして、1A のACアダプタ(普段 iPhone の充電をしている)につないだら、バッテリーに異常があるという表示がされた(LEDの点滅)。

 これが不便なのは、例えば旅行とかに出る際に、カメラのためだけに専用の充電アダプタを持ち運ばなければならないということだ。また、一日で大量に写したいときは専用の高価な電池を購入しなくてはらない。

 1Aでの充電に対応していれば、普及しているモバイルバッテリーや他のデバイス用のACアダプタが使えるし、充電時間も短縮できるだろう。飾りでしかないリング風の装飾を付ける暇があったらこういうところを改善して欲しい。

 試しに cheero Palette の 1A ポートにUSBケーブルを挿してみたら、通常の充電状態を示すLED点滅が始まった。cheero Palette の出力が小さいのかACアダプタのそれが大きいのかは分からないが、カメラは違いを認識したらしい。これは自分的には大きい。ACアダプタを旅行時の持ち運ばなくていいことより、充電可能ポイントまでに電池を使い切る心配がなくなるという事が大きい。しかも、そのような場合には絶対に持ち歩いているであろうモバイルバッテリーから給電できるので増えるのはケーブル一本だけだ。cheero Palette なら iPhone と P330 を一回ずつ充電可能だ。

 こんなダラダラ書きをここまで読むような人間なら大丈夫だと思うが、このカメラはこのような充電は禁止している。cheero Palette についても1A と 2A 以外のデバイスへの給電を保証はしていない。なので、全て自己責任でお願いします。リチウムイオン電池は火を吹いて火事になったりやけどしたりというトラブルが起こっていますので、そこんとこヨロシク。

 また、カメラとモバイルバッテリーの個体差によってたまたま充電できたのかもしれない。再現性の有無についても分からないので、同じ組み合わせでやって充電できないからといってニコンや cheero にクレームを付けてはいけない。同様に、自分に言ってこられても困る。というより、無視します。

上面デザインおよびガイド

20131022_P330-top 機能上の問題ではないが、よくよく眺めると、雑然としている。

 マイクとGPSロゴは要るかい?操作をする際に、そこにステレオのマイクがあってこっちの穴はLだなどと知っている必要はないだろう。GPSにしてもそこにアンテナがあるというアピールは不要だ。スマートフォンにはモバイル回線やGPS、Wi-Fiのアンテナがあるが、「ここにXXのアンテナが入ってます」というマークなんかない。差別化のつもりかもしれないがダサいとしかいいようがない。

 また、他の機種にも付いているが、ズームバー付近のマークも意味不明だ。それがズームレバーであることさえわかれば体感で学習できるし、モードを変えなければ機能しない(サムネイル表示や拡大)アイコンは無意味だ。再生時にユーザは液晶面に正対してメニューボタンと送り・戻り・削除ボタンを操作しているはずだ。そんな時にズームレバーに機能が割り当てられているかどうかは予備知識がないと気づかないし、予備知識があればアイコンが無くても操作はできる。ズームレバー付近に固定的に印刷するより液晶画面上でガイドすべきだ。

メニュー

 機能が多いのでメニューは項目が多く階層も深い。モードによって使える機能と使えない機能もある。相関を考えれば納得できるものだが、覚えるのは面倒だ。

 残念なのは、メニュー項目の説明がないこと。メニューは画面上のリストやポップアップメニューからダイヤルでアイテムを選択しボタンで確定するという流れだが、そのメニュー項目の意味することの説明がない。一昔前のPDAよりはるかに大きな液晶モニタを持っているのだから、もっとメニューに沿った内容で操作をアシストするようなメッセージが出せるはずだ。メニューを選んだ時にその意味がポップアップするようになればと思う。

 今の状態では、マニュアルを手元において言葉の意味を覚えなければならない。ほとんどのユーザは技術陣が作りこんだ機能を、存在も知らないまま、使わずに終わってしまうだろう。

共有サイト

 知らなかったが、ニコンが nikonimagespace.com という写真共有サイトを運営していた。ニコンユーザでなくてもアカウントは作れて 2GB まで無料で使える。ニコンユーザなら 20GB まで使えるらしい。しかも、RAW データをそのままアップロードできるらしい。

 付属のソフトからアップロードできるのは気が効いているが、PC のバックアップは iPhoto で行い共有は Flickr!、SNS へは iPhone から instagram 経由で twitter と Facebook に連携という流れが出来上がってるから、nikonimagespace に投げるかどうかわからない。

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