Androidのバージョン別シェア更新、Jelly Beanが40%を超える。Gingerbreadは33%で最大派閥から転落

619x333xjellybeannumre387.jpg.pagespeed.ic.6n8_mP4lZ_ こんなに早く Jally Bean だけで Gingerbread を抜くとは意外だった。Gingerbread 端末が OS をアップデートできなかったりデバイスとして問題だらけというのが買い替え需要につながるのかもしれない。同時に、Android OS に対するメーカー側のノウハウの集積が進んで、新機種が新しい OS でリリースされることが多くなったことも貢献しているだろう。

 ハイエンド端末は端末の買い替えサイクルが伸びてきているのではと思うが、Gingerbread を使っているユーザは買い替えざるを得ないだろうから、Gingerbread 端末の2年縛りが切れるまでは買い替え需要が旺盛かもしれない。それに伴い、Android の最大の問題であるフラグメントが少しは改善されるだろうか。

Androidのバージョン別シェア更新、Jelly Beanが40%を超える。Gingerbreadは33%で最大派閥から転落 – Engadget Japanese
Google が アクティブなAndroid端末のバージョン別シェアを更新しました。8月1日までの2週間を集計した最新データでは、最新の Jelly Bean が4.1.xと4.2.x をあわせて40.5%に到達しました。

Google が集計公開するのは、直近の14日間にGoogle Play ストアにアクセスした「アクティブな」端末。4月あたりに集計方法がやや変わり、Googleの サーバに接続しただけでなく、ユーザーがストアにアクセスした端末の数字になりました。

Androidは家電からロボットにまで採用されており、また Android スマートフォンやタブレットでも Google Play非対応端末が存在するため「世にあって何らかの形で使われているAndroidデバイス」すべてを集計したものではありませんが、Google Play でアプリを配布する開発者向けに客層の実態を伝えることが目的の数字です。

それはさておき最新の数字を見ると、Jelly Bean は 4.1.xが34.0%、4.2.x が6.5%で計40.5%。アプリの互換性表示でよく見かける「4.0以降」 のくくりでは、4.0.3 – 4.0.3のIce Cream Sandwich 22.5% をあわせて62.7%に達しました。

一方、ながらく最大派閥だった Gingerbread は、2.3 – 2.3.2 (API 9) と 2.3.3 – 2.3.7 (API 10) を合計して 33.1%。Jelly Bean の 4.1.x (API16) が、34.0%ではじめて単独でも最大派閥になりました。なお新 Nexus 7 とともに Nexus 向け提供が始まった Android 4.3 (Jelly Bean) はまだ含まれていません。

(Android のバージョンはコードネームが「Jelly Bean」や「Gingerbread」でくくられても、内部的にはAPIレベルが違う複数バージョンになっている場合がある。Jelly Bean が 4.1と4.2で分けられているのはこのため。)

なお、このプラットフォームバージョン集計で表示されるのは0.1%以上のシェアがあるバージョンのみ。v1.6 Donut は前回に引き続いて0.1%で非表示の瀬戸際にあります。au IS01 (深澤直人デザイン)現役ユーザー諸兄の奮起に期待したいところです。

NEXUS 7 2013, Android 4.3(Jelly Bean)

NEXUS 7 2013

nexus7-2013
 スペックの比較は「Google 新 Nexus 7 (2013) vs 旧 Nexus 7 詳細比較。ASUS MeMO Pad HD7 も参戦 – Engadget Japanese」が分かりやすい。

 性能的なものは前にも書いたように、正常進化型で予想されたものだが、予想できなかったのは日本での価格だ。攻撃的な価格付けだ。この機能・性能で 19,800 円で来るとは思っていなかった。一部弱点とされていたところを全て潰してきたと言っていい。なにより、この軽さと薄さは素晴らしい。これに対抗しうる端末を出すのは大変だろう。というか、日本メーカーでは無理なのではないだろうか。

 後、一連の記事を見ていて気づいたのは、NEXUS 7 2013 の商品写真が 7 インチなのに横になっているという点だ。これまで、Android の端末は 7 インチは縦で 10 インチは横で写っていることが多かったが、2013 からは 7 インチも横持ちを推奨するのだろうか。7インチの場合横持ちすると上下が狭苦しく感じると思うが。ステレオスピーカーの配置が横なんだろうか?

Android 4.3

jellybean 速報:Android 4.3 発表。マルチユーザ強化やBluetooth LE、OpenGL ES 3.0対応と性能向上 – Engadget Japanese 「Android 4.3は 新 Nexus 7 にプリインストールされるほか、 旧 Nexus 7 や Nexus 10、Nexus 4 に本日より順次 OTAアップデート提供されます。」が素晴らしい。Android 端末では極めて珍しい、日本のキャリア端末では絶対にあり得ない、発表後すぐのアップデート開始だ(ただし、Google 製品に限る)。ますます、NEXUS 以外の Android 端末の OS アップデートとの差が開いてしまう。

 その他については下のページが詳しかった。Android 4.3 の最大のメリットはマルチユーザーアカウントの機能充実だと思う。これについては iOS 7 に搭載して欲しい最大のものだ。

 人に貸した時にシステムの設定やアプリのインストールをされたり使用にできるのは、タブレットの場合重要だ。

Muti-User Restricted Profiles

これは4.2で実現されたマルチユーザーアカウントを拡充するものだ。新たに導入されたのはRestricted Profile(制限付きアカウント)だ。タブレットで、ペアレンタルコントロールを実施する際に便利な機能だ。どのアカウントで実行されてるかによって、アプリケーションのパフォーマンスやサービス範囲を制限することができるようになっている。アプリケーション内販売機能をオフに。引用元: Google、Android 4.3を正式発表。制限付きマルチユーザープロファイルや、Bluetooth Smart、OpenGL ES 3.0を採用 | TechCrunch Japan

Android 4.2 ~マルチユーザーなどに対応

 ユーザ管理機能だけは iPad にも取り入れて欲しい。iPhone には必要性は感じない。ここがスマートフォンとタブレットの違いだ。繰り返しになるが、画面が大きくなることは GUI が変わるだけではないのだ。持ち方も使われるシーンも変わる。

 大型のタブレットの場合は特にこれが当てはまるだろう。家庭のソファに置いてあるものを家族でかわりばんこに使うという場合は家族の共通PCを使うのと同じ配慮が必要だ。メール(SMS)ブラウザのブックマークやSNS(Twitter,Facebook,Line,Skype…)のアカウントやリマインダー、カレンダー、Todo、全てが対象だ。今は、iPad も XOOM も通知は切っている。せっかくの通知機能もユーザー切り替えができないと危なくて使えない。

 将来的には一人一台の時代が来るのかもしれないが、当分は来ないだろう。邪魔だし。

【西川和久の不定期コラム】 Android 4.2 ~マルチユーザーなどに対応した最新Android

 個人的に注目したいのが、マルチユーザー対応だ。特にタブレットの場合、所有者だけでなく、例えば家族なども使いたいのはよくある話だ。単一ユーザーしか考えていない従来のシステムでは、メールだったり、写真だったり、プライベートの情報が簡単に他人でも見れてしまう。この問題に対応すべく、4.2から複数のユーザーを切り替えて同一デバイスを使えるようになった。

長らくNexus 7を使い、久々にiPadへ戻るとどうも物足りなく感じる。ホーム画面で何も動いてないのが原因のようだ。また最近Windows Phone 7.5も少し触っているが、Windows 8も含め、ライブ・タイルと呼ばれる、アイコン兼ウェジェットのような見せ方でアイコンの中に動きがある。つまり何も触っていないホーム画面でも、ある程度欲しい情報を得ることができるのだ。

 ところがiOSは更新や新着があった場合、赤丸に数字があるだけ、文字情報は一切無く、詳細は通知領域で確認することになる。バッテリ駆動を考えるとこちらの方がより省エネなのかもしれないが、あの広い画面に単にアイコンを配置するだけでは、何かもったない感じがしてきた。

但し米国に限る>Google I/O:Android 4.1 Jelly Bean発表―7月中旬から配布

JerryBeans 5.0 かと思われていたが 4.1 だった。マイナーバージョンアップに名前をつけるのはやめて欲しい。Honeycomb(3.0 ~ 3.1)だけが例外だったのかもしれないが、気持ちが悪い。

 最後の「Galaxy Nexus、Nexus S、Motorola Xoomに対して7月中旬から開始するという。」というのは自分にとってはうれしい知らせだ。しかし、ICS がそうであったように、au からリリースされるかどうかは現時点では分からないし、もしできても半年くらい先だろう・・・でも、昨年発売された日本製タブレットの殆どが未だに ICS にアップデートされていないことを考えるとはるかに恵まれている。

 しかし、内容的には名前を変えるほどのものには思えない。ICS も Honeycomb からは UI 的にはビッグジャンプではなかったが、スマートフォンとのバージョンの統一や内部の大幅な刷新による性能向上は大きく名前が変わることに違和感はなかった。しかし、下の記事では OS のバージョンアップというより、標準アプリや OS の機能追加程度のアップデートに過ぎない感じだ。

 Google Now は興味深いが、芸能ネタとかメジャースポーツに偏ったネットニュースみたいなものしか表示されないんだろう・・・

Google I/O:Android 4.1 Jelly Bean発表―通知、表示、検索などを改良、7月中旬から配布
 サンフランシスコのモスコーニ・ウェストでさきほどGoogle I/Oが開幕した。開始早々GoogleのHugo Barraは最新バージョンのAndroid OS、4.1 Jelly Beanを発表した。

 このアップデートは当初メジャーな改良(噂ではAndroid 5.0)になると見られていたが、そうではなかった。では今回Googleがバージョンアップしたのはどの部分なのか見ていこう。この記事はライブで書いているので新しい情報が入り次第アップデートしていくつもりだ。

  • Jelly Beanで最初に発表された新機能はProject Butterだ。これはJelly Beanのユーザー体験を「バターのように」スムーズなものすることが目的という。まずJelly Beanでは表示のフレームレートが毎秒60回となった。また垂直同期とトリプル・バッファの採用で表示のなめらかさが増した。またデベロッパー向けJelly Bean SDKにsystraceという新しいツールが加わった。
  • テキスト入力が改良された。音声入力の場合、音声認識アプリケーションがデバイス中に内蔵されるようになったため、ユーザーはネットワーク接続が必要なくなった。単語予測キーボードによってユーザーが入力しようとしている単語が素早く表示される。ただしこの機能は当面アメリカ英語のみでサポートされる。アラビア語とヘブライ語の入力が改良された。また入力言語として新たに18ヶ国語のサポートを準備中という。
  • エクセシビリティーに力が注がれた。視覚障害者へのサポートが改善され、ジェスチャーによってデバイスをコントロールできるジェスチャー・モードが搭載された。また点字表示デバイスを外部接続できるようになった。
  • カメラ・アプリがアップデートされ、撮影した写真の再生が高速になった。Ice Cream Sandwichのユーザーにお馴染みのデフォールトのカメラ・アプリにはいつでも即座に写真を撮れるモードがあるが、新しカメラ・アプリではピンチするだけで写真の再生モードに入れる。
  • Android BeamによってNFCでビデオが共有できるようになった。NFC機能があるBluetoothデバイスとのペアリング設定は単にタップするだけでよい。
  • 通知機能にもマイナー・バージョンアップがあった。ユーザーは通知シェイド内から返信の通話がかけられる。別のアプリを呼び出さずに複数のメールが読める。アプリはシェイド内から2本指でドラグダウンすることによって拡大できる。
  • 予想されたとおり、Googleはモバイル検索を強化に着手した。Googleバーで検索を実行するとGoogleが開発しているAI、Knowledge Graphテクノロジーによって生成された関連情報が洒落た白いカードに表示される。 このカードをスワイプすると通常の検索結果が表示される。音声検索も改良され、ますますSiriっぽくなった自然な女性の声で検索結果が読み上げられる。
  • Google Nowは必要な情報を必要なタイミングで表示する機能だ。検索履歴、カレンダーなどの情報を参照してユーザーが現在どんな情報を必要としているかを推測する。たとえば、Google Nowはひいきのチーム・チームの試合の結果や、試合がこれから始まることを表示する。ユーザーが特に設定しなくてもシステムは検索履歴からひいきのチームを推測する。Google Now機能は検索窓をタップするか画面最下部から上向きにスワイプすることで呼び出せる。これはおそろしく便利な機能だと思う。
  •  どれもうれしい改良だが、いつからユーザーが利用できるのだろう? GoogleはOTA〔無線アップデート〕をまずGalaxy Nexus、Nexus S、Motorola Xoomに対して7月中旬から開始するという。デベロッパー向けのSDKも今日公開された。