俺のやっていることが、「知的生産」とは思えないが、同感することが多かった。試したことが似ているのも嬉しい。HyperCard、アウトライン・プロセッサ・・・
俺はブログツールというより、オンライン・スクラップがその本質だと思う。そのツールは、今はブログツールかもしれないが、それがベストというわけではないだろう。今のところ、MTを始めとするブログツールがプラグインやノウハウの流通でメリットが大きいかもしれないが、ベストではないだろう。
今のところ、RandomNoteの気軽さが一番近いような気がする。もちろん、まだまだ荒削りで、機能不足な面も多いが、軽さが最高の武器だろう。そして、体系だったものを作るには、wikiも面白いと思う。このへんは、好みの問題かもしれない。
「Blogツールを使いこなすポイント」にはうなずいた。特に、オリジナルが消えても困らないように引用をするということ。何度か書いたが、これには「さすが」と思った。書籍の引用であれば、手元に失われても、見つけることは可能な場合が多い。しかし、ネット上の情報はそうではない。書いた本人がサイトを閉じたり、消したりしたら完全に失われてしまうからだ。
「手ぶらで動いていても(自分のPCを持ち歩かなくとも)、インターネットへのアクセスさえあれば情報にたどりつけること。」も大きい。俺でも、複数のPCで世代管理を誤って、htmlを何度も消した。今では、ネット端末さえあれば、どこでもスクラップできる。ただし、これはブログツールの専売事項ではない。ケータイメールだって同じように使えるからね。
CNET Japan Blog – 梅田望夫・英語で読むITトレンド:Blogは究極の知的生産の道具
「知的生産の道具」と聞けば大抵のものは試してみるということを続けて、かれこれもう30年近くなる。スクラップブック、京大型カードから始まって、ハイパーカードを使うためにマックを買ったり、アウトラインプロセッサを試したり、ブラウザの出始めのときはその上手な活用法を考えたり・・・。新聞や雑誌から切り抜いた資料のスクラップには、大量のクリアファイルを使った時期もあった。日ごろ使うノートや手帳やメモ用紙やポストイットなども、それぞれ何十種類も試した結果、自分の好みを定め、現在に至っている。