空で発電する「飛行発電」:各種プロジェクトを動画で紹介 « WIRED.jp Archives

 地上の風力発電や太陽光発電よりは安定的にエネルギーを取り出せるかもしれない。

 素人考えの懸念事項として思いつくことがいくつかある。

  • 写真を見ると飛行船のようだが、原子力発電所に匹敵するような発電機を浮かせるほど大規模なものができるのか?
  • 発電した電気をどうやって地上に送るのか。数キロの長さの電線がそんな大きなものが風に煽られた時に耐えられるのか。(ある程度以上の強い風が吹いたら切り離して飛んでいってしまい、後で回収するという手もあるが、そうなるとその間電源を取り出せなくなる)。
  • 飛行船の使用可能期間はどれくらいかい。飛ばすコストや更新するコストまで考えないと大きな負担となる可能性がある。もちろん、化石燃料(原子力発電は化石ではないが、人類が再生産できる資源を消費しているという点で化石燃料と同様だ)による発電コストがこれから上がることを考えれば代替発電方式は十分な採算性を持つかもしれないが。
  • 航空機の事故にならないか。本体は飛行機より高いところにあるかもしれないが、電線は地上まで伸びている(無線送電技術が実用化されるまでは)。それにひっかかるようなことがないだろうか?

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高高度に吹く風が持つエネルギーに関する初めての本格的な研究によると、高度約1600〜4万フィート(約500メートル〜1万2200メートル)の上空には、世界の電気需要の100倍を十分満たせるだけの風力が存在すると推定されている。

地上の場合、風力発電にうってつけの地域でも、風力密度は1平方メートル当たり1キロワットを下回る。だが、ニューヨーク市上空のジェット気流の近くでは、風力密度が1平方メートル当たり16キロワットに達する可能性がある。風が弱まったり止んだりする問題を克服できれば、そのあたりの空域は、非常に大きな可能性を秘めたエネルギー源となる。

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