XOOM #07 端子について考える

コネクタ

ヘッドフォン

 XOOMのヘッドフォンジャックの位置は微妙。横持ちした時に上面の中心にあるのだ。なんでこんな位置なのか分からない。縦持ちしたときにもろに手を置く場所なのだから。

電源

 電源コネクタは下の中央部。これも微妙だ。横に置いて使うことが前提で純正のケース等でも横にした状態で角度を調整できるようになっている。なのに、電源コネクタが下にあるということは純正ケースに入れた状態では充電しながら使いにくいということだ。膝の上に置いて使うようなシーンでも手前に電源ケーブルがあるのはコネクタの破損の心配があり不便だ。さらに、この電源コネクタが特殊でUSBより華奢な細いプラグだから困る。せめてコネクタがL型なら安心できるのだが・・・当然この位置は縦持ちするときに手を置く場所となる。

 横持ちでしか使わないようなデバイスならいいが、honecomb 対応アプリですら縦位置固定のものがある現在では、この仕様は不便だ。android というプラットフォームが成長中で試行錯誤や淘汰の真っ最中なのかもしれない。これらの仕様は淘汰されるべき2011年初頭のhoneycomb 特有の問題点かもしれない。近々発表されるXOOM2がどうなっているかを見守りたい。

 自分は悪態をつきながら使い続けるしかないが・・・

microUSB,HDMI

 microUSBもHDMIも電源と同じ場所に並んでいる。パソコンにつないでUSBで作業するような場合には邪魔。

 海外版のXOOMにはUSBケーブルが同梱されているがau版にはついていない。HDMIは専用のケーブルが必要でこちらもついていない(筆者はHDMIポートのあるモニタを持っていないので関係がないが)。

 iPad 2 も外部出力のためには専用の高価なケーブルが必要だが、動画等をテレビに映す場合は AppleTV という選択肢があり、こちらはWi-Fiで出力が可能だ(iPhone や mac からも可能)。

その他

 電源とUSBコネクタとの間に金属の端子がむき出しになっているものは、専用のクレードルに置いた時の電源端子らしい。端子がむき出しというのは日本人感覚では理解しがたいものがあるが、海外製のデバイスの多くはこうなっている。これまで使ったモバイルデバイスで端子にカバーがついていたものは少ない。カバー有:ケータイ端末、Power Zaurus MI-610。カバーなし:visor Prism、visor Delux、CLIE UX-50、NOKIA N73、iPod、iPhone 3GS。

スピーカー

 スピーカーはステレオで、背面の上部に横位置に配置されている。音は後ろから回り込んでくるので臨場感はない。壁の前に立てて置いたらいいかもしれないが、高音質を標榜するようなものではない。また、背面の面上にあるので平面に寝かしておいたら音が通らなくて聞きづらくなる。

 iPad2の場合も背面にあるが、湾曲した下端にあるので、平面に置いた時にも隙間があり音が反射して良く聞こえる。モノラルなので、こちらも臨場感とは程遠いが。

 音楽や動画を高画質で楽しみたいならヘッドフォンが必須だろう(回りへの配慮の点でも)。

microSD

 OSを3.1にするとmicroSDカードが使えるようになる。これはしょっちゅう差し替えるものでもないのでどこにあっても構わない。電話回線契約モデルのためのSIMカードスロットと共有するトレーにセットすることで外部ストレージとして使える。回線がない環境でPCとのデータの交換が可能になることは大きな可能性となる。特に、筆者のようにモバイルルーターもテザリング機能付きの端末も持っていない場合にはこれしかない場合が多い。

 メモリカードは最大32GBまで対応している。

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