こんなワークシートを見たらイライラする人はRTして

 システムから出力されるExcelのワークシート。小さなセル幅にするのは何のメリットがあるんだろう。項目と数字を使って操作しようとすると不要な列を削除しなければならない。実に不便。
 しかしこれは最悪ではない。#になっているセルにはちゃんと数字が入っていて、列を広げれば表示されるし、コピーして他のシートに普通にペーストできる。最悪なのは下のケース。


 数字のセルが「結合」されている。表示されているので便利に見えるかもしれないが、データを使いたい場合には最悪。このシートのセルをコピーして他のシートにペーストすると、結合された対象のセルの列に分割されてペーストされる。なので、このシートの数字を他で使いたい場合には、コピー前に結合を解除するか、列幅に余裕のある空白のシートにペーストした後で該当列を探してコピペするしか無い。(数式バーに表示される値を人ずつコピーすることも可能だが、数千回にわたってそんな事するなど選択肢に入らない。)

 また、このシートに他のシートで作ったセルをペーストしようとすると同じ数の列を結合されたものを作るか、セル一つ一つの数式バーに数値をペーストするしか無い。または、一回結合を解除してペースト後結合するかしなければならない。

 この作業は何一つ生産的なものはない。元のデータを普通に作れば一切不要な作業だ。だから余計に腹立たしい。 


 セル結合というのはレイアウトの自由度を上げるためだけの方便でしかない。こんなテクニックを駆使して見た目を既存の印刷物に近づけるのはExcelのデータ処理機能を台無しにすることでしかない。また、こんなことに時間をかけて仕事をした気になっているのでは困るが、こういう作業に時間をかけてキレイに出すと「時間をかけて仕事をした」と評価する低能な管理職がいる。実際は正反対。こんなことに時間をかけるより中身に集中すべきだし、後の生産性を上げるためにはしないほうがいい。

 管理職に於かれましては、こんな「Excel職人」とか「Word職人」を高評価していないか、今一度反省していただきたい。大量のデータを処理して結果を出す「Excel職人」や短時間で中身のある書類を作成できたうえで見た目も美しい文書を作れる「Word職人」は別。まあ、最悪なのは中身の無いスカスカな書類なのに、時間を掛けた割にスペースで頭合わせをした頭の弱い管理職だったりするが・・・(そんな人は文書作成にかける時間の半分くらいをスペースを押すことに費やしているようだ。)

  これまで見た中で最悪なのが右の表。ワークシートの保護がかかっていて、セルの結合を解除することも、他のシートからペーストすることもできない。自己満足極まりないゴミ。こんなものを作るのに費やした費用を帰せといいたい。ここにあるのでダウンロードして味わって欲しい。

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