携帯電話は過半数が毎日充電

「携帯電話は過半数が毎日充電、3割はストレス」、民間調査 – nikkeibp.jp – ニュース

充電の頻度を質問したところ、「毎日」(45%)が最も多く、「1日おき」(17%)、「半日†日」(11%)、「2日おき」(9%)、「なくなってから」(7%)、「半日以内」(6%)、「3日以上」(5%)と続く。「毎日充電している人が過半数にのぼる要因の1つとして、テレビ、動画再生、ゲーム、テレビ電話、動画メールなど、携帯電話機の多機能化にともない消費電力が急増していることが挙げられる」(両社)

 45%もの人が毎日充電するとは思わなかった。多分、相当に偏った母集団だろう。しかし、高機能端末を猿のように使うヘビーユーザーに限定すれば、かなり正しく母集団を表しているのかもしれない。そして、その集団はA5502K使用率(fomaやWINも同様)が無作為に抽出した集団より高いだろう。

 で、「毎日充電するんなら、電池の持ちが悪いからって、批判的になることなんかないのに」と、思った。高機能端末への批判の多くは、「電池のもちが悪い」という物だった。「こんな電池が悪いもの使えない」といったヒステリックな書き込みをたくさん見た。毎日充電するんなら関係ないやん。なんで、鬼の首を取ったように前に使っていた端末と比べて大騒ぎする人間が多かったんだろう。

 俺も、A5502Kを電池のもちのいい端末だとは思っていない。それまでに使っていた、vodaのPDCよりは確実に充電頻度は上がった。それでも、3日に一回だ。

 結局、ストレスを感じるのは、充電必要間隔にではなく、必要なときに電池が切れることへの不安感に対してなのだ。これは、待ち受け時間を増やすだけではダメだろう。もっと、心理的なアプローチが必要だろう。

 燃料が切れて困る身近なものとして、自動車・バイクがある。自動車の場合は比較的信頼性の高い残量計とアラームがある。アラームが点灯しても100近く走行可能なので、日本なら心配する必要はない。バイクの場合、燃料コックが二段階になっている。燃料コックをリザーブにすることであと数十キロの走行が可能だ。

 ケータイの場合、充電器のある場所までの時間が問題だ。しかし、ケータイの残量計はあてにならない。「残量が1になっても充電器のあるところ(普通は家だろう)まで大丈夫」と思えないから恐いのだ。
要は、外出先から家へ帰るまでの数時間を凌ぐことだ。

 充電容量が下がってきたとき、完全に使い切る前(半日分くらいの待ち受けと数回のメール送受信、数分の通話ができる余力を残した状態)に、一度電源を切ってしまったらどうだろう。そして、再起動するときに「残量が減っていますのでできるだけ早く充電してください」といったメッセージを出すのだ。そして、リザーブ状態に入ったら、ユーザーの設定に構わず、最大限の省エネ設定(通信機能最優先)に自動的に移行してしまうようにすればいい。「残り電池がやばいからできることをできるだけやってる」ということをユーザーに分かるように見せれば、多少の不便は理解が得られる。

 できれば、このリザーブ・モードも設定ができれば言うことはない。電話として使うことが最優先な人なら他の機能は全部オフ(メールの自動受信も切る)にしてしまってもいいだろうし、緊急の連絡は無いから電池が切れるまでフルに機能を使いたいというならそれはそれで構わない。

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