フリーミアムというビジネスモデル

 Gizmode は通常のバナー広告の他にエントリ形式で広告を出している。PR という小さなグラフィックが目印なので騙されないように(読む価値のないものが大半なので時間の無駄)。MS が「新しい iPad」をダシに SkyDesk の広告をしていた。全然 iPad を出す必要はないが、iPad を入れるとクリック率が上がるという結果があるのだろう。

 「フリーミアム」という単語に惹かれて全文を読んだ。基本的な機能は無料で使えるようにして、後で課金するというモデルだ。わかりやすく言うと「オンラインゲームにあるアイテム課金」みたいなものか。

 Flickr! や Dropbox(その他のクラウドサービスも)も同じモデルだ。ただ、問題は無料で使える機能をどの程度にするかだ。無料でも使え過ぎるとタダ乗りの割合が多くなり、課金者への課金が高くなったりビジネスから撤退しかねない(無料ユーザのための費用は課金者が払っているのだから)。

 この記事では、「課金もするから突然やめたりしない」と書いているが、契約にはそうは書いていないはずだ。実際にお同じモデルでも儲からなかったらやめる(というかやめざるを得なくなる)のは当然だ。MSは体力があるから少々のことではやめないだろうが、ビジネスへのシビアさは未だにテレビを作り続ける日本企業と比べものにならない。儲からないと分かったらあっさりと切ってしまうだろう。Google がオンライン画像編集サービスを打ち切ったようにだ。(有料ユーザには期間按分で返金したようだが、自分のように Flickr! 経由で使っていた人間に返金があるわけはなく、一方的に不便になってしまった。)

 そういう意味では、依存度の高いサービスには積極的にお金を払ったほうが残る可能性は上がるだろうと考える。自分は Flickr! と Toodledo の pro アカウントを持っている。クラウドについては、iCloud か Dropbox か迷っていて決め兼ねているが。

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