Google+の明日はどっちだ?「グーグルは絶望の嵐」、MSに出戻った幹部が打ち明け

 SNS という言葉が話題になったのは Google の orkutだったが、後発の MySpace に敗れて消えた(その後 MySpace は Facebook に敗れたが)。今度は Facebook に対して挑んだ Google+ が敗れるのか?

 まあ、得意の分野に経営資源を集中して全社一丸になって目標に向かうというのは決して間違いではない。市場で高評価を得るには無駄を排除して高い収益を上げる企業だからだ。Google は広告屋なんだから、広告の売上が増えることに集中することは間違いではない。

 問題があるとすれば、人々が Google に望むものとの乖離だ。Google を支持した人々は Google が見せてくれるそれまでと違ったものを期待している。シンプルで高速な検索、初めて見る高精度の地図、容量を気にしなくてもいい無料のメールサービス・・・「他の企業が上手にやってることを焼き直しただけのサービスを Google がやる必要があるのか?」

 これから、Google+ がどのようなテコ入れをするのか、Facebook に慣れた非geekな人たちに Googe+ のアカウントを作らせ操作を覚えさせることができるのか。このハードルは非常に高い。

CNN.co.jp:「グーグルは絶望の嵐」、MSに出戻った幹部が打ち明け

ジェームズ・ウィテカー氏はもともとマイクロソフトの社員だったが、2009年にグーグルに転職し、今回再びマイクロソフトに出戻った。その経緯についてつづった13日のブログの中で、「私が情熱を抱いたグーグルは、社員を革新へと駆り立てるテクノロジー企業だった。しかし私が辞めたグーグルは、会社が定めた1つの目標に集中する広告会社になっていた」と記している。

同氏はグーグルでソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Google+」の開発チームを率いる立場だったが、同サービスの導入を境に、グーグルの社風は一変したと説明する。

創造性を売り物に各種のサービスをヒットさせてきた同社だが、唯一SNSでは先行する米フェイスブックに水をあけられてきた。創業者のラリー・ペイジ氏が最高経営責任者(CEO)に就任すると、この分野で追い付くことが最優先課題となり、「『ソーシャル』がグーグルの掛け声になった。Google+をサポートしなければすべて離反とみなされた」。

 それとは別に、こんなに自由に会社を渡り歩けるということには羨望の眼差しを送るしか無い。自分ならどちらかの会社に入れたらしがみついて離れないww

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