社長ねえ・・・

 昨日、社長の年頭挨拶を聞いて(いや、聞き流して)いて、情けなくなった。プレゼンテーション慣れしていないとか、プロジェクターで映す資料がクソだとかいう技術的なことを言っているのではない。何を言いたいのかさっぱり分からないということだ。

 それ以前に、語るべきことがないということなのかもしれない。ネタが無いのにプレゼンテーションしようと思うこと自体がこの悲惨な状態を招いている可能性はある。俺が考えるに、この会社は問題山積でそれこそ、ネタになることには事欠かない。なのに、トップは社員に対してビジョンを示せない。そこがこの会社の最低なところだ。

  CNET Japan Blog – 梅田望夫・英語で読むITトレンドで「考えを30秒で説明できるようにする訓練を」とあったが、説明すべきアイデアなりビジョンなりを常に持っておくことが先だろう。俺が勤めている会社の社長は。

 また、メッセージ(コミュニケーション)は、語る言葉だけで行われるものではない。会社が社員に対して送るメッセージの一番のものは、人事政策だ。これは、社長の訓示より、掲示より効果的だ。誰を高く評価したかでそれが伝わる。イエスマンのベテラン社員みたいなものばかりが高評価を受ける会社で、上司に逆らって主張できる社員は育たない。

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