カセットテープ:大貫妙子

 Doughnuts: Blog: メトロポリタン美術館は大貫妙子。から、関心空間にキーワードを立てたりしていたら、いろんな曲を聴きたくなった。

 残念なことに、俺の持っている音源の大半はLPレコードで、アンプの調子が悪くて聴けない(メトロポリタン美術館の収録されたComin’SoonはCDでも持っているので車でしょっちゅう聴いているが)。そこで、その昔にカセットしかない車のために録音したカセットテープを掘り起こした。

 約20年ぶりに聴くテープだが、思ったより悪くない。曲の頭出しの面倒さやノイズはどうしようもないが、そんなことがどうでもいい。今晩聴いたのは、写真のAvanture。

 「心の重い荷物置いていく、いつも旅立ちを忘れないように」というフレーズは心にしみるが、子持ち(まして父子家庭の父)では・・・でも、その心意気だけは失いたくない。80年代の雰囲気なのか、「自立を目指す、男に依存しない女性の恋愛感」のようなものがあふれた詩が多いのもこの頃か。「待つわ」とかいう俺の大嫌いな曲が大ヒットした頃と同じだが、大貫妙子は待たない(待ってる曲もあったが)。「顔を上げて歩き出」すのだ。

 このアルバムは、ストリングスを使ったメロディアスなものや、prophet5(当時の坂本龍一が愛用していたシンセサイザー)バシバシの物まで入っていて楽しい。 いい音楽は、再生装置の良し悪しに関係なく、人を楽しい気分にさせてくれる。

 大学の生協のレコード売り場に行っていたことが思い出される。後、レンタルレコード屋というのもあった。当時は30センチのディスクだったので、当時からバイク乗り(かごとか付いてない)だった俺は神経を使ったものだった。

 しかし、この辺の音源については俺にはひとつ野望がある。それはまた後日。

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