サーバでスパムを止める PostArmor

 先日からOpen Webmailでスパムフィルター設定を楽しんでいることは前に書いた。フィルターすることでメーラーでの受信数は激減したが、かいくぐってくるものは後を絶たない。

 かいくぐってくるメールには、大きく分けて二つのパターンがある。一つは、ヘッダーがでたらめなもの。共通項がないので、設定しておいても効果がない。もう一つが、AOL・MSN・hotmailなどの、無料アカウントを使ってくるもの。オークションの連絡などで、そういうアドレスを使っている人がいるので、ドメイン名やサーバーでのフィルター対象にはしにくい。多分それを計算に入れているのだろう(vodafoneのメールアドレス宛に送られてくる@ezweb.ne.jpも同じ目的なんだろう)。前者は文字化けメールが多く、後者は英語圏の国の「薬屋」が多い。

 TidBitsに面白いフィルターソフトが紹介されていた。

サーバでスパムを止める PostArmor
私たちのようにダイヤルアップでインターネットに接続している人にとって (私は自宅から使っているが、ここは郊外のためブロードバンドが来る可能性はまったくない)、スパムが手元に届いた後に取り除くのでは問題の解決にならない。スパムが、メールサーバからコンピュータへ細い電話線を伝わってくる前に防がなければならないのだ。そのため、Apple のMail、Eudora 6、そして SpamSieve などのスパムフィルタには興味が引かれるものの、この問題に対しては的外れと言わざるを得ない。時間も貴重だが、ダイヤルアップ時の帯域はなおさら貴重で、それをスパムに使われるのはとても許せる事ではない。

PostArmor はメッセージのヘッダしか調べないが、私の経験では実際のところほとんど間違えずにスパムを見極めるための充分な手がかりを得られる。これは、ヘッダ内のある手がかりに基づき各メッセージに対しポイントを割り当て、ポイントが少ないものだけメールボックスに入ってこられる仕組みだ。

 これはかなりよさそうだ。サーバー側にフィルターが用意されていない(大多数がそうだろう)場合、メーラーのフィルターが使えたとしても一度は全データをダウンロードする必要があるだろう。ADSL接続なら実害は少ないが、プログレスバーがなかなか進まないのは頭にくる。

 このソフトで面白いと感じたのは「ポイント制」だ。複数の条件を使って判定すれば俺のようなケースにも対応できるかもしれない。

 しかも、このソフトのいいところは、プラットフォームフリーで動くjavaで作られているところ(実行環境がjavaVMということではあるが)。

 まだ、使っていないので既に組み込まれているかもしれないが、ブラックリストをwebから取得してくれたらさらにいいと思う。さらに、自分のところに来たスパムのヘッダー情報を使ってブラックリストに登録できるようになれば面白いだろう。スパムフィルターヲタ決定だな。俺は。

 ただし、俺は高機能な有料メーラーを使ったことがないので、最新のものなら違うのかもしれないことはお断りしておく。

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