アブレーション手術記録 入院2日目・手術

05:30 同室の人のカテーテル取り外しが行われた。歩いてトイレに行けるようになり、着替えたようだ。ここまで来たら終わったも同然だろう。自分も早くそうなりたいと願っていた。

明るいことや雑音と緊張のせいで寝付けなくて、半睡半覚で夜を過ごした感じだった。ラジオ組体操のバックナンバーを聴いて気を紛らせる。

 2回心電モニター&トランスミッターのセンサーが外れたというので看護師さんが付け替えに来られた。

06:10 病室の電灯がオン
06:30 検温、血圧測定
07:30 朝食 完食
07:45 医師による最終確認 手術は16:10開始予定
–:– 看護師さんから、尿道カテーテルにするか自力排尿にするか聞かれた。尿道カテーテルを覚悟していたが、寝たままおしっこできるならカテーテル使わなくてもいいとのことだった。そして、できるかどうか尿瓶で試すことになった。
            尿瓶で排尿できたのでカテーテルを使わないことに決定。カテーテルの経験をしてみたい気持ちもあったが、同室の人もつらそうだったのでやめた。
12:00 昼食完食 早く終わってほしい
12:15 点滴開始
14:00 心電図
15:50 最終準備。チンチンに導尿アダプタをセット。細かく5段階になっていたが、一番良さそうなサイズが在庫切れということで、少し小さめにした。パジャマを手術着に着替える。コンプレッションハイソックス装着。時計、ビーズはすべて外す。
16:00 手術室に徒歩で移動。
準備・手術
            鼠径部と首の付根にメスを入れたはずだが全く感じなかった。意識は完全にあり、許されるならYoutubeライブ動画配信でもできるくらいだった。寒いのが辛かった。

           大量の機械に囲まれた手術台に寝かされて、大量のモニタと端末の前に座った医師、甲斐甲斐しく世話をしてくれる看護師に囲まれていると、アンドロイドになった気分だった。医師たちは寝ている自分のことなど見ずに、モニタに映る患部の映像や計器の数値に集中している。指示も数字だ「4809,4690」みたいな4桁の数字を責任者が指示し、若い医師がキーボーでその数字を叩くの繰り返し。そして、その数字が入力されると自分の心拍がバクバクを脈打つのだった。

           どこを焼けばいいかを調べるために、電気信号を送って頻拍を発症させようとするがうまく行かなくて繰り返し心拍を上げて電気信号で頻拍を発症させる操作を行なわれた。が、同じ操作を繰り返し行って探っているが、期待するような反応が得られないことがわかった。部位を番号で呼んでいて、それに対する操作をコードで指示しているが、同じ箇所を何回も行ったり来たりしている感じだった。
最終的に、「これから該当の箇所を焼くので深呼吸しないよう、浅い呼吸にしてください」と言われた。そして、それまでとは違う電子音が響いた。どうやら、焼いているときにその音がするらしい。
呼吸が深くならないようにするのが辛かった。
焼く操作は5分もかからなかったと思う。その後、リーダーの言葉(聞き取れなかったが、「完了」みたいなことだったと思う)のともに現場の緊張が溶けた。そして、すぐに後片付けモードに入った。
カテーテルが抜かれ、先生が来て「終わりました。頻拍を再現はできなかったが、原因となる箇所はわかったのでカ回路を一つ焼きました。うまくできたと思うので、もう頻拍は怒らないと思います」と言われた。
そこから、10分か15分くらいかかって傷の処置、心電図電極取り外し、着替え、ベッド移動をし、17:50には病室のベッドに戻った。
施術中には一度も排尿しなかった。怖かったので水分を控えていたのと、手術直前にトイレに行っていたためかもしれない。が、ベッドに戻って少ししたらかなり大量のおしっこが出た。ホッとした。

苦難はここからはじまる。手術室を出るときに右足を曲げないように強く念押しされ、病室でも何回も念押しされた。右鼠径部の血管に負荷をけると傷口が開いて大出血や内出血になるらしい。

なので、まっすぐにしか寝られない。昼の間は椅子に座っていたが、術後は一切できない。状態を起こすこともできない。腰が痛くなって辛かった。

夕食は寝たまま食べた。看護師さんが、夕食を食べやすいよう加工して持ってきてくれたのだった。おかずを串に刺して、ご飯はおにぎりにしてくれた。お茶は病人用の容器に入れて持ってきてくれた。ありがとうございました。

看護師さんが来たときに、「曲げないようにしたら横に向いてもいいですよ」と教えられたのが20時頃だった。このアドバイスのおかげでかなり腰の状態が良くなった。が、iPhoneで動画を見ることもできずに podcast やyoutubeの朗読を聴いて時間がすぎるのを待った。
22:40 看護師さんが傷口を見て、「まだ歩けないですけど状態を起こすことはしてもいいですよ」と言ってくれた。これで腰の状態は改善されて、辛さは大きく減った。

名古屋でこっそりがアップロードされた。

状態を起こして自由度は上がったが、右足をできるだけ曲げないようにすることは変わらなかった。

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