サンスポマラソンさんにお願いしたいこと(芦屋さくらファンラン)

 神戸ラブランも芦屋さくらファンランも運営はサンスポマラソン(産経新聞大阪本社 サンケイスポーツ営業局事業部)が行っている。ぜひ、以下の点について改善して欲しい。

スタート順問題

 芦屋さくらファンランは待機場所とスタート地点とが近く直線的で、人数が少なかったこともあって、神戸ラブランの時のように入り乱れるようなことはなかった。指定されたブロック以外からスタートするランナーもほとんどいなかったようだ。少人数だが、集合に遅れた若い番号の人や女性が後方からスタートしていたようだが、混乱を招くほどではなかった。

 それでも、神戸ラブランの時に指摘したのと同じことが起こっていた。これについては、昨年の芦屋ファンランのログを見て予想していたとおりだった。今のスタート位置決定方法を継続する限りこの問題は解決はできないだろう。

 問題は、女性を男性の上位に入れていることだ。下の表は男女別のネットタイムだ。女性の方が8分も平均タイムが遅い。この集団を前方集団に入れてスタートするのだから渋滞が発生するのは当然だ。

  人数 平均正味時間
女性 247 2:08:14
男性 1,196 2:00:33
全体 1,443 2:01:52

 抜いた数と抜かれた数の頻度分布。X軸の0より左は抜いた数(スタート順よりゴール順が前)、右はその逆だ。女性ランナーの大半は抜かれる一方だったことが分かる。

芦屋さくらファンラン分析1
スタートの順位とゴールの順位の差を50以下切り捨ててX軸とした。

 次は男女別のネットタイム別人数だ。男性ランナーが集中するのが1時間50分後半だ。自分がこのブロックにいたが、自分のブロックには女性はゼロで女性全員が自分より前のブロックに配置されていた。つまりこの大集団が女性を抜かなければならなかったのだ。

ネットタイムの秒を切り捨てたものをX軸にし男女別の人数をプロットした。

 自分の経験からも、同じくらいのペースの人間に囲まれて走るほうがペースをつかみやすい。女性にとっても、申告タイムでブロックに割り振ったほうが走りやすいはずだ。

 この程度のことはこの表を作った時点で分かることだ。そして、変えようと思えば簡単に変えられることだろう。男女を一つの表にして申告タイム順にブロックを設定し、看板に男女別に看板に記載するだけでいい(今回も前方のブロックではDとEと併記されていた)。これだと第1ブロックにほとんど女性が入らないことになるだろうが、イベントの正確からしてそれが自然だろう。ファンランとはいえスポーツイベントなんだから、改善をお願いしたい。

 後、大人の事情で難しいかもしれないが、給水をスポーツドリンクにしていただきたい。普通の水は飲んだ後胃に残って吸収されにくい(自分は今回、スポーツドリンクの入ったペットボトルをベストに入れて走ったが)。

 スポーツドリンクを売ってもいないのになんでこんなイベントに協賛しているのか分からない。なお、スポンサーの名誉のために付け加えるなら、ミライズのミネラルウォーターが不味いことはない。ただ、マラソンの給水やゴール後には吸水性がよくてミネラル分を補給できる「水」が欲しだけだ。

運営

 荷物預かりは大きな袋に荷物とゼッケン番号を書いた紙を入れ、袋を持って預かり所を出る際にゼッケンと袋の中のゼッケン番号を照合するというもので、スムーズで良かった。体育館にバッグを放置(福知山マラソン)とか体育館の指定場所に小さなタグにゼッケン番号を書いて取り付けただけで放置(神戸ラブラン)よりはガードが高い気がした。ハーフマラソンのスタートを年齢別に分けていて大人数が集中することがないというのも大きいと思うが。

 これは解決は難しいだろうが、タイムの計測ポイントを5km毎くらいに置いて欲しい。それと、速報はその場で出せるようにして、郵送をやめたほうがいい。郵送の郵便代とシステムレンタル料とどちらが高いんだろう・・・出走費用が今4,200円と安価だがタイム計測システムと速報データがもらえるなら5,000円になってもいいから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です