芦屋さくらファンラン2017/04/09 2時間切れた(はず)

芦屋さくらファンランのTシャツ 朝、自宅付近は雨。tenki.jp の予報を信じて家を出たが車で駅に行くまではかなり強く降っている所もあって、ずっとワイパーを動かさなければならないくらいだった。駅についたら弱くなり、徒歩なら傘をささなくてもよい程度になったので傘を持たずに車を降りた。

 JR道場駅から尼崎まで行き、神戸線に乗り換えて芦屋まで。JR駅でマラソンに向かうであろう人をちらほら見かけた。出場する人の大半はランニング用のシューズを履いてでかいデイパックを背負って体育教師のような服装をしているのですぐに分かる。芦屋駅から会場までは1㎞くらい歩かなければならないが、会場に向かう人に着いていけばいいので気が楽だ。

 朝まで降り続いた雨のせいで受付があるグランドはドロドロだったが、周囲の公園は水はけが良いのかバッグを下においても濡れる心配はなく、バッグを置いて着替えられた。荷物を作って預かりエリアに置いたらすることがなくなったので、トイレに行った後、スタート地点に向かい、親子3㎞のゴールを見て和んだりした。

 集合は予想より遅く10時半を過ぎてから招集がかかった。自分はすぐ近くにいたのでブロックのほぼ最前列に並べた。これはラッキーだった。しかし、予想通り女性は申告タイム関わらず前方のエリアに並ばされていた。

 10分くらい前からスタート地点への移動が開始され、道路に出てならびスターターの紹介の後スタートが切られた。昨年よりマスターの年齢制限を5歳繰り上げたにも関わらず、出走者は1500人を超えていた。45歳以下の人数にもよるが、そちらが1000人を切るようならマスターは50歳以上にした方がいいだろう。

 ほぼ最後尾だっただ福知山マラソンや神戸ラブランと違い、周囲のペースは速かった。かなりの人口密度だったがストレス無く走れた。最初の1㎞のタイムはSTRAVAでは6分台だったが、ちょっと意外なくらいだった。もっと速く感じたから。そこからは予想通り女性ランナーがいる所で人が交錯していた。が、スピード差があるので、停滞せずに進めた。周囲もほぼ5分台の後半をキープしている人が大半でついていけばいいという感じだった。

 ちょっと足首と膝に違和感があった。動きが悪いという感じ。三日間全く動かなかったのは休み過ぎだったかもしれない。というか、外を走ったのが月曜日だったのは少し空き過ぎかもしれない。

 5㎞くらいを過ぎたあたりから腹の調子が悪くなってきた。走る前に飲食しすぎたような感じだった。走り出してすぐに飲んだ水が逆流してくるような感じ。「腹痛が本格化したらリタイアだな。その前にトイレ探しとかんと」とぼんやり考えながら走っていた。

 サクラが満開でサクラ並木の下を通過したり、花見客がお弁当を広げているところを通過したり、運河でボートを漕いでいる人を見たりして、退屈のしないコースだった。しかし、下のルート軌跡を見てもらえば分かる通り、狭いコーナーをくるくる曲がる場所が多くてダルイ。速い選手だとタイムロスの原因になるだろう。遅い自分でもコーナーを回るのは足に来るので嫌だった。

 海岸沿いの遊歩道は道幅があって自分のペースで走ることができた。こういうセクションが神戸よりずっと長く走りやすかった。力さえあればグングンと前に出ることができた。自分は、スタートを前にしたので周囲の人とスピード差がほとんど無いので人口密度が下がってもあまりメリットはなかったが。

 そんな運河沿いの快適遊歩道で左足の靴紐が解けた。靴を履き替えた時に、バッグを背負ったままだったので、「荷物を置いた後でゆっくり結びなおそ」と思っていい加減に結んだ。そして、そのまま走ってしまった。紐を踏んでコケたりしなくて良かった。後続に迷惑の掛からない階段の影があったので、そこに入って結び直した。若干のタイムロスになったが完全に自分のミス・・・

 今回、一番印象に残ったランナーはグルーミーの着ぐるみでもミスター2のコスプレでもなく、終盤に自分を抜いていった先輩だ。60歳以上は間違いないであろうハ・・・密度の低い頭髪の男性。絞れた体で高い重心の走り込んだフォーム。なんで自分の後ろにいたのか分からないくらい。それほど速度差はないが、確実に遠ざかっていく。問題はその後姿。青い短パンに白いランニングシャツのランナーファッションだが、パンツの股間部分が茶色いシミが・・・しかもパンツの裾から垂れた液体が内ももを伝ってソックスまで届いていた・・・スゴイ!腹の調子が悪くてペースを落としていたが、何かのきっかけで暴発し、それが効いたのか体調を回復して盛り返してきたのだろう。そんな状態になってまで走り続ける精神力が素晴らしい。できない。

サクラ
道場駅前のサクラ。コースのサクラもキレイだったが、走行前は心理的な、走行後は肉体的な余裕が無くて撮れなかったWW。
 昔、世界選手権とかの大会で失禁しながらゴールしたとか、生理が始まってランパンを血で染めながらゴールしたといった記事を読んだ記憶があるが、それらは世界レベルの大会で、順位が重要な意味を持つ大会だ。市民マラソン、まして公式記録にならないファンランでそこまで追い込める精神力に脱帽した。

 そんな尊敬すべきら先輩に感動しながら走っていたが、残り5kmくらいで右足のスネが不随意な伸縮を始めた。残り3kmでは右のふくらはぎがつり始めた。ゴールエリアが見えたところで左足の足底筋が攣って指が固定された。ここからは、去年アキレス腱周囲炎の時に身につけた蹴らない走りでゴールまで体を運んだ。

 STRAVA 読みで1時間58分59秒 Pebble 2 でもっと正確なタイムを計測するつもりでいたが、途中でHT20のSTRAVAと繋がったり切れたりして失敗(-_-)、スタートを切る前にスタートさせていたからこれより遅くなることはないと思いたいが、靴紐を結ぶために止まった時やスタート前の静止時間が同判定されているか分からない。神戸ラブランより遅かったら辛いなぁ・・・

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