集中日

 3月末決算の企業の多くが株主総会をするという特異日。事なかれ主義、日和見主義の日本企業の経営陣の無責任さとオリジナリティのなさを如実に現される、株主不在の総会を皆で揃ってやる日だ。

 去年までは、入場した人の数と議決権の数を電卓で集計していた。今年は俺がファイルメーカーを持ち込みデータベース入力することで集計するようにした。去年まで3人でやっていたことが2人で楽勝。

 こういう使い方が去年までやっていたことと違いすぎて理解できる人間がいないのが俺が勤めている会社だ。ほんとは、ワンクッションおいて、Excelとかで少しだけ高速化した方が理解できるんだろうが、そんなものを自分で作りたくないし、自分がしんどいのでファイルメーカーにした。

 議決権の集計が事務方の大きな仕事だったらしいが、たかだか40件程度を30分程度で集計するのに必死になるなんて馬鹿じゃないの。俺は、郵送の議決権集計、ピーク時には250件を1時間程度で入力できたんだから、手持ちぶさたで困った。

 ただ、忙しくなったのはその後。俺は前任者と違って株主総会だけやってはいられない。会場の後始末をして会社に着いたのが11時。それから、決算広告データをウェブにアップロード、定款の準備、證券取引所への提出書類の準備、議決権の最終集計、社内への掲示・・・という総会関係業務の他に、前任者が1日かかってやっていた翌月購入品の発注作業をし、総会に伴って移動した机のための電話の手配・・・・prismがなかったらえらいことになってるって。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です