飽きる・・・

 あんなに面白くて、ビデオにまで録って観ていた番組が全然面白くなくなるのは何故だろう。ネタのマンネリ化によるのか・・・出演者の慣れや手抜きが見えるようになるからだろうか。爆笑オンエアバトルがそうならないように願いたいが、出演者が固定化したり、特定の出場者への組織票とか流行り票が増えたりすると急速に楽しくなくなってしまう。今、その境界線上にある気がする。

 はなわとかダンディ坂野とかきんに君なんかはオンエア率25%の芸だ。しかし、今なら100%オンエアされる。たいしてできの良くないのに高得点を録ったりしているのを見ると「なんだかなあ」と思う。嫌いという意味ではなく、彼らの面白さは「頑なに頑張っているけど、面白くないところが面白い。」といった性格のものだ。だから、25%程度がせいぜいだし、それで十分だと思うという意味だ。

 後、気に入らないのは地元ひいき。大阪ではあきらかに関東弁のコンビは不利になる。たいしていいいできでもないのに、キングコングがダイノジの上になっていたりすると気の毒になる。両方に対して。ホームアドバンテージはある。笑いの基本が共同幻想とすれば、共通の話題を持っている方が有利だ。だから、地元の話題(地名とか学校名)やお国訛りでその場の共同体意識に共鳴することができれば楽だ。これと同じことで、テレビで馴染みがあればそれだけで有利になる。これも、地元ひいきと同じ心理かもしれないね。

 これらは、そういう共同体意識を持たない人間にとっては、違和感を残すことになる。「さっきのそんなおもろいか?」、「こっちの方がおもろいのに、なんでこんなにポイントひくいねん」と言うことになってしまう。

 まあ、客観的評価は難しいので、俺の感性にも何らかの偏向、どちらかというと流行り物に辛いとか、大阪弁に辛いといった偏見が入っているかもしれない。

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