外れデバイス:オムロン カラダスキャン HBF-254C

41Skj83p1KL._SL160_ 久しぶりに外れガジェットに当たった。オムロン 体重体組成計(ブラック)OMRON カラダスキャン HBF-254C-BKがそれ。

 まず、体脂肪率の数値が信頼出来ない。タニタ インナースキャン BC-567で測った時と比較して5%も高く出る。どちらが正解かは分からないが、以前オムロンの体組成計を使っていた時の数字はタニタの数字に近い数字だった(一度、大阪府体育館で In body で計測してもらった時の数値も旧オムロンとほとんど同じだった)。Amazon のレビューにも「高めに表示される」とあった。その時は「几帳面な人が1%や2%高めに表示されたからって書いてるよ」程度に思っていた。が、まさかの 5% 差。15% と 20% の違いは大きすぎる。

 ただ、体脂肪率は継続して計測し、変化を掴めばそれでいいと考えれば、数値自体にこだわる必要はないとも言える。そう思って続けることにした。そして、自宅に帰った時にタニタで測っても fitbit には入れないようにした。

グラフ
グラフ
 次に不満なのはアプリの記録項目。本体では、一般的な体組成計と同様、体重、BMI、体脂肪率、骨格筋率、基礎代謝、内臓脂肪レベル、体年齢が表示される。しかし、アプリに残るのは体重・体脂肪率・骨格筋率だけだ。せっかく測った数字を転送しない理由が分からない(BMIなんて身長を登録してるんだから、送信する必要すらない)。しかも、この程度の情報を追加で送信したからといって1秒も増えないだろう。

 アプリのUIも不満だ。表示したい指標を切り替えるにはわざわざ左上のメニューボタンを押してスッカスカのメニュー画面で指標を選ばなければならない。グラフ上でどの指標を表示するか切り替えるようにするとか、3つの小さなグラフを同時に表示するとか、今時のスマホの画面なら余裕だ。

測定記録
測定記録
 測定結果の詳細画面。こちらの画面もスッカスカ。仕様を考える人間のアイデアの無さを如実に現しているようだ。ここに、あと4行テキストが増えたからといって何の不便もないだろう。

 フラットデザインが流行って、クリーンかなんか知らんが、すっきりした画面にするのが流行りだが、クリーンなのと一覧したほうが便利なデータを別画面にするのとは別だ。スカスカの情報の少ない画面を見ているとイライラする。(同じことは、フルスクリーン表示のパソコン用アプリにも言える。27インチにフルスクリーンのテキストエディタなんてアホとしか言いようが無いが別の話)。

 後、オムロンだけではないが、fitbit もタニタも Apple の health kit に対応していない点が非常に不満。デバイスからデータを受信できるようになり、iPhone に体重と体脂肪データが入っているのに、ヘルスケアアプリやfitbitで管理するために数字を手入力しなければならないのは不便としか言いようが無い。

 少しだけいいところもある。測定時間は短くなった。自宅で使っているタニタインナースキャン BC-567では10秒以上かかるがこの機種では数秒で終わる。そして、いうまでもないが、というか、これがあるからこれにしたという iPhone との Bluetooth コネクトは便利。近眼の自分は本体の表示を見るためにはかがむ必要があるが、アプリで見られるのでその必要がなくなった。この二つについては文句なく便利。ただし、タニタの体組成計でも現行モデルには同じ機能のモデルがあるので、この機種の特徴というわけではなく、「新しい体組成計は便利」ということでしかない。

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