podcast で目から鱗が落ちまくり

GEEK があなたの人生のお悩みに答えます!
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 先週のなんであの時放送局と三十代あずましくない乙女たちには目からウロコが落ちまくりだった。

 失業した事を誇らしげに伝えるイチガキさん。「い〜な〜」というありあどねさん。自分の偏狭で貧しい価値観を打ち砕かれた。職を失うことをこの世の終わりのように捉える風潮を笑い飛ばすようで爽快だった。多くの人が就職できないことに悩み、失職することを怖れ、心を病んだり自殺する人が後を絶たない。そんな中で、自分たちの価値観を失わないのは素晴らしい。

 美容室での会話が面倒くさいから話しかけないで欲しいというイチガキさんへの、「人間大好き、イチガキさん。ありがとうございました」というありあどねさんだが、職場の人間関係に悩んでいる人への対応について、「嫌な人に対しては積極的に嫌われに行く」「悪口言われてるだろうけど、それも面白くなってくる」らしい。こちらもかなりの人間大好きだ。

 こういう時に、企業向けの教科書には実際には使えないようなことしか書いていない。そんなものが現実で機能して人間関係が円滑になるなら、こんなに電車が止まることはないだろう。また、インチキ占い師や宗教家の人生相談は口をそろえて「自分が変われば周りも変わる」とか言うが、んなわけねーだろ。そんなことを言っていた上司がいたが、「能力のないあんたの部下(中間管理職で自分の直属の上司)をあんたが指導して変えられないのに自分が変わってもアカンでしょww」とせせら笑って聞き流していたが、自分の予想の方が正しかったことが誰の目にも明らかだ。

 デストロイラジオでは、職場のパワハラに悩んでいる人にJHONJがアドバイスを送った。「突然『パオー』と叫んだれ」という解決方法も初めてだ。職種柄メンタルヘルスやパワハラ・セクハラの相談への対応について読んだり聞いたりする機会は多いが、こんな痛快なものは聞いたことがない。

 その後のデストロイラジオでは JHONJ が「会社辞めたったで」と会社を辞めたことをたった一言で終わらせた。こういった悩み相談を受けた人が、「病気になる前に会社を辞めなさい」といったアドバイスをするのは聞く。一理ある。しかし、追い詰められた気持ちになっている人にどこまで通じるかは分からない。そういう相談を受けている人は法律家や医者、労基署の役人、学校の先生とかだから、「お前は余裕があるだろうからな」と思えるからだ。そういう人は、広い視野を持ち同様の事例をいっぱい見てきて、本心からアドバイスをくれているんだろうが、溺れている人間に安全なところから藁を投げているようにしか見えないだろう。実際に仕事を辞めそうにないし、辞めても困らないような仕事だから、本人がどうであれそう見えてしまう。

 ところが、デストロイヤーズは違う。彼ら(トクマスもその後コンビニを退職)やあずおとの二人の言う「辞めちまえ」は単なるアドバイスではない。自らの「辞めたった」に裏付けされている。

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