老人の病(帯状疱疹)

im_01 数日前から右の背中が痛かった。表皮の近くの内側に何かある感じ。吹き出物のマグマが溜まっている時みたいな感じだった。しかし、外から見ても何も前兆がなかった。

 昨日、同じような痛みが右胸にもできた。手で押したら激痛が走った。

 今朝起きたら、右胸に赤いものができていて、水疱の小さいものが見えた。「これは帯状疱疹・・・」と分かった。ネットで調べたら典型的な症状で、確信した。早めに病院に行ったほうがいいらしいが、忙しいので土曜日に行くことにした。上の経過をTwitterに書いていたらお医者さんから、「一日も早く行ったほうがいいですよ」とアドバイスを頂いた。そこで、会社の近くの病院の外来受け付けを調べたら、運良く金曜の午前中に皮膚科の外来をやっていたということがわかった。

 今朝、一度会社に荷物をおいてiPadと財布だけ持って病院に行った。

 診察室に入って、症状を調べて患部を見せて結論が出るまで1分とかからなかった。予想通り帯状疱疹。

 点滴をすると薬の効きがいいというので、どうせ早く帰っても中途半場になるだけだから、点滴をしてもらった。点滴は献血と違って、ある程度手が動かせるのでiPhone6でTwitterをしながら過ごせた。4Sならもっと快適だったはずだ。次回には4Sも持って行くが、点滴をするかどうかは分からない。

 房室結節回帰性頻拍のときと違い、特に症状に改善はなかった。この病気は風やインフルエンザのようなもので、発症してしまったら最後、治るには自分の免疫系で頑張るしかない。今日やった点滴もウィルスのこれ以上の増幅を食い止めるのが目的でなくすことはできないらしい。インフルエンザのときのタミフルのようなものらしい。だからこそ、一日も早い薬剤投与が必要らしい。

 なので、その後も特に症状の改善もなくすごした。が、幸い、痛みは時々でそれも針を軽く刺した程度なので、耐えられないほどではない。夜になっても、特によくも悪くもならずに済んでいることが治療の効果なのかもしれない。痛み止めの薬をもらったが、もっと痛くなった時のために飲まずにいる。その程度の痛みだ。

 なんで、こんなに冷静でいられるのかというと、母が15年くらい前に罹った話を聞いていて、病気について調べたことがあったから。母は当時70近かったので数日間入院して点滴をしたはずだ。体力の問題と病院に行くのが遅かったせいだろう。仕事をしてなくていつでも入院できる環境だったというのもあるかもしれないが。その時に聞いていた症状と合致したのと、その時に聞いていた痛さと比較すると、今のところ軽症といえそうなことがある。ただし、今の症状が単に初期症状なだけかもしれない。いまがピークという保証はどこにもないが。

 最初は不安だった。何か得体のしれないものが体内に育っているような違和感があって不安だった。が、帯状疱疹だと分かってからは逆に気が楽になった。後は日にち薬だ。

 50歳以上の方で水疱瘡になった経験のある人はワクチン(水疱瘡のワクチン)を接種されることをお勧めする。ワクチンは保健の対象ではないので高い(1万円くらい?)が、帯状疱疹が出てから治療するよりは安いし、なにより痛い思いをしなくていい。また、運が悪くて顔や目や唇などに発症すると大きなダメージになるから。このリンクをクリック(グロ注意)したらすぐにでも予防接種したくなるだろう。

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