VoLTE は誰のため?

携帯キャリア3社のVoLTEの違いは? – サービスを比較 (4) 3社のVoLTEサービス比較 | マイナビニュース

 話し放題プランだけにした docomo が苦戦していることが示すように、ユーザはもう音声通話に重きを置いていない。自分は極端かもしれないが、10月に iPhone 6 にしてから開通テストのために受発信しただけで一度も電話をしていない。こんな人間にとって音質が良くなることなど何のメリットでもない。発信待ちの時間についてもだ。どうしても電話しなければならない重要な電話をかけなければならない時に10秒や20秒待たされても何ら問題はない。

 電波の使用効率のいい通信方式にしたいのはキャリアの都合だ。特に、話し放題プランは通話あたりで課金されないので、使われるリソースが少なけれ少ないほど利益につながる。これが VoLTE を推す理由だ。

 ただ、長期的に見れば LTE が主流になることは間違いない。LTEを改善したバージョンになる日も来る。その時に 3G 回線網を音声通話のためだけに維持するのはユーザ・キャリア共に不利益になる。

 これまでも、アナログやデジタル(2G)を停波したのと同じことが 3G にも来る。これはその布石だろう。2012年の記事にすでにロードマップは示されていた。

VoLTE

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です