キャリアからMVNOに乗り換えた人は2割、残りは「めんどくさい」

 社会調査ではない。スマートフォンユーザーのマイナビニュース会員が母集団だ。「携帯電話はあんまり使わないけど、前に使っていた端末の電池が持たなくなったので機種変更に行ったが、スマートフォンを勧められて」というような人は含まれていない。にも関わらずこの普及率ということに注意しなければならない。

 マイナビニュースに登録しているようなヲタクなユーザですら、MVNO に移行していないのだ。これを見る限り MVNO が一般的になり、端末と SIM を別々に買うのが一般化するにはかなり時間が掛かりそうだ。

 しかし、この「めんどう」、「よくわからない」の払拭は難しい(残り8割全員が「めんどくさい」としているわけではないが)。現状が合理的でないと薄々分かってはいても、行動に移すのには大きな精神的エネルギーが要る。

 人のことは言えない。自分も、住宅ローンを抱えていて、金利の安いローンに借り換えるのが経済的に合理的であるとわかっているのにできない。数年も前から思っていたのに、未だに3%のローンを払い続けている。借換えれば金利負担は半分くらいになるのに・・・

 「このまま行ったらヤバイ(或いは動かない場合に比較して損をする)」と分かっているのに動けないのはゆでガエルだ。今年は、住宅ローンの一つを中途完済して、気楽になった。来年は残る一つの借り換えをして楽になりたい・・・

キャリアからMVNOに乗り換えた人は2割、残り8割は「めんどくさい」 – マイナビニュース調査 | Androidアンドロイド情報の総合ポータル – AndroWire

最近はSIMロックフリーと呼ばれるスマートフォンが増えている。SIMロックフリー端末を使用すれば、MVNO(仮想移動体通信事業者)の低価格な通信サービスが利用でき、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクモバイルといった携帯電話キャリアのサービスを利用するよりも、比較的安価に運用できる。そこで、スマートフォンを持つマイナビニュース会員568人を対象に「実際に携帯電話キャリアのスマートフォンからそれ以外のスマートフォンに乗り換えたことがあるか」についてアンケート調査を実施した。

キャリアのスマートフォンからMVNOを利用するSIMフリースマートフォンに乗り換えたことがあるか質問してみた。

結果は、「はい(乗り換えたことがある」と回答したのが、568人中24.1%となる137人、「いいえ(乗り換えたことがない)」と回答したのが75.9%となる431人で。圧倒的に乗り換えたことがない人が多かった。

そこで、「いいえ」と回答した人に、乗り換えをしない理由を聞くと、最も多かったのは、「面倒だから」、「めんどくさそう」、「手続きが大変そう」といった手間を気にする回答だった。また、「よくわからない」、「システムがわかりにくい」、「メリットがわからない」、「比較しにくい」など、ユーザーにまだまだ浸透していないことを思わせる意見も目立った。

ほかには、「今のキャリアで不満がないから」、「キャリアの方が安心」、「家族が同じキャリアだから」、「長年使い続けているし、キャリアの方がサービス面でも安心できる」といった現在契約しているキャリアのサービスやブランド力を魅力に思う意見も散見された。

また、「興味はあるが、魅力的な機種がない」、「好みに合う端末が見つけられない」など端末のラインナップを不満に感じ、乗り換えに躊躇しているユーザーもいるようだ。

まとめると、「めんどくさそう」、「よくわからない」、「キャリアに満足」、「いい機種がない」といったところが、乗り換えない理由としてあるようだった。

今後も、新たなサービスや端末が増えていくであろうMVNO。日本で広まるにはもう少し時間がかかるかもしれない。

調査時期:2014年12月4日~2014年12月12日
調査対象:スマートフォンユーザーのマイナビニュース会員
調査数:568件
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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