京都一日目 右京区・上京区

 息子が京都に住んでいて泊まるところの心配をしなくていいので助かる。というか、息子が住んでいなければおそらく行かない。後、京都へ行くのに精神的なハードルが下がったのは、中京区にもそこここにコインパーキングがあって一日1500円以下で止められるようになったこともある。

 今回は RX3 を積んで出かけた。息子の家の近くの駐車場に入れて、息子の部屋に入り(息子は仕事だったので預かったスペアキーで入った)、iMac の Windows のアップデートをチェックしウィルスバスター有料版をインストール。と言っても、試用版をダウンロードしそこからアカウント情報を登録し正規版にするだけ。前に使っていたマシンを捨てるのでそこで使っていたアカウントを使ったのだ。ついでに、Mac OS X の自分と娘のアカウントをデータごと削除のみ。

 その後、RX3 を組み立てて活動開始。まず、千本丸太町上がるのうどん屋で腹ごしらえ。そこから御池を西進し嵐山に。丸太町通を西に行けば最短距離で早く行けることは分かっていたが、知っている道を走るのも退屈なので今回は御池を使った。偶然見つけた寺に入ったり遠回りをしたりしながら嵐山。嵐山は観光客でごった返していたのでそのまま通過した。進路をどうしようかと思っている時に「化野念仏寺」という名前だけ知っている寺への道標が目に入った。

化野念仏寺 嵐山から1kmちょっと、住宅地の間を縫うように道なりに行き、普通の民家が途絶えたあたりに、道端に入り口の階段が見えた。寺の入り口の対面の観光客相手の店はほとんど閉まっていて、ホコリが積もっていて、一時期の嵐山ブームの名残を感じた。こんな形で諸行無常を感じさせるとは、さすがに京都。化野念仏寺という名前はなぜかよく知っていたが、どのようなところかは全く知らなかった。だが、行ってみて分かった。古い道祖神や地蔵を集めた場所だ。ニュースでここでろうそくを灯すイベントが毎年放映されていた。

 静かな場所で、奥の竹林も趣き深い。そして、水子地蔵尊の提灯が異彩を放っていた。その軽薄なまでの明るさが悲しさを現しているようで胸に迫る。一方でこのリジットな極彩色は、摩滅した地蔵の趣と対極の仏教の本来の色なのではとも思う。

清滝川 その後、地図を見ると西に清滝の文字があった。名前は知っていたが行ったことがなかったので行ってみた。急激なアップダウンに驚いたがRX3のワイドレシオに敵はない。Fセンターだけで対応できた。が、面白かったのはトンネル。狭いトンネルで対面通行なので、入り口に信号があり、対向車の信号が青になるまでに走りきらなければならない(最悪路肩の歩道に乗ってやり過ごすことはできるが)。ちょっとしたTTだった。狭いので後ろからくる車が抜くスペースもないので必死で漕がなければならなかった。幸い自分が信号待ちをしている間に後続の自動車は並んでいなかったがいつ来るかと気が気ではなく、センター・トップで走った。抜けた先から一気に川まで下った。が、期待したような大きな滝は無かった。そして、メインはそこを起点にしたハイキングルートらしく、トレッキングの装束をした集団がたむろっていた。そこから、愛宕山月輪寺に行くそこそこハードなハイキングルートがあるらしかったが、7kmとかあったので引き返した(後で調べたら愛宕山とは嵐山から見える高い山だった。そして、有馬の愛宕山の展望所に「条件が良い時は京都の愛宕山が見える」とあったことを思い出した)。

 そこからは、広沢の池、仁和寺、龍安寺、衣掛の道、金閣寺前(中にはいらなかった)、北大路、堀川通を北進市、賀茂川の東岸を少し北進、橋をわたって引き返した。5時を過ぎてTシャツ一枚では寒くなってきたからと息子が仕事から代える時刻になったから。そこからは、快適に下り坂を南進して帰るだけだったが、堀川通は実用的すぎて面白く無いので、七本松通りを南下するルートを使った。

map kyoto ride
一日目の行程。約40km

結構アップダウンがある。京都で北を上、南を下と呼ぶのは自転車で走ると実感できる。routelab で行程をドラッグすると南北の時に標高が変わることが実感できる。routelab

 夜は、息子と近くのゲーセンに寄って久しぶりにQMAをやった。1年以上ブランクがあるので、予選システムが変更されたり機械が新しくなっているのに驚いた。が、魔法使いと黒猫のウィズのような理不尽さのないガチなクイズ対戦で面白い。サービスプレイと200円3プレイの合計4プレイして疲れた。ガーゴイルという低いクラスなので優勝もできた。予選で芸能が出て危うく予選落ちするところだったが、社会で切り抜けた後は比較的楽に優勝できた。

 夕食は三条大宮近くの印度料理店。小さな店舗で厨房は一人、後一人がうるさいおばちゃん。ずっとしゃべっていて耳の置き場に困った。コストパフォーマンスも低めでジャガタマハルのほうが遥に良いレストラン体験が得られる。ここに来る必要はないという学習結果を息子と共有した。

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