弱虫ペダル アニメ版 Ride 18

 やっと合宿が終わった。正直だるかった。残り半周でどんだけ時間かかってたん。語りとか盛り上げがてんこ盛りでロードレースのスピード感が全然なくなっていたのは残念でしかなった。

 もちろん、彼らのスピードはプロのようではないだろうが、それにしても平地で 50km/h で単独巡航できるような足を持った人間が100なんて10びょうもかからない。

 プロのスプリントなんて1kmくらいからは「息もつかせない」という言葉の通り本当に息を止めていてもゴールまで見届けられるくらいの時間しか無い。トレイン同士のライン争い、アシストからカタパルトへのバトンタッチ。そしてエースの発射。1分もかからないうちに密度の濃い駆け引きが行われる。そして、予想外にあっさりしたゴールだ。これが自転車のスプリントだ。今回のゴールシーンのようなものはありえない。

 それに、残り30mまで横一線だったものがゴール地点で10m近くはなされてるというのも、漫画演出にしてもちょっと・・・

 これが、ロードレースのゴールスプリント。混戦で誰が前に出るか分からないにしても横一線などありえないwww

 こちらは絵に描いたような美しいチームワークによるトレインとエーススプリンターの勝利。

 後、この合宿で気になったことを並べるから、ファンは読まない方がいい。

  1. 合宿に向かうバスの中で目的地を知った一年生。学校のクラブ活動で3泊4日もの合宿に行くのに、事前に保護者の承諾を得ないはずがない。目的地と旅程、宿泊場所の電話番号、参加申込書の提出が有ったはずだ。一年生が知らないとしたらアホそのものだ。
  2. 日没追い越し禁止というルールを1年生は三日目になって初めて、それも走行中に教えられていた。こんな安全に関する注意事項は走行開始前に徹底しとくのが普通だろう。それに、一日目や二日目は1年生は知らずにいたのに大丈夫だったのか?黄色いボードを入れるだけで意味がわかったと考えているとしたら金城(主将)はアホだろ。
  3. 三日目になって突然、三日目の日没前の最終周回がインターハイの出場メンバー選考ゴールのようになっていたが、そんなことは誰にも知らされていない。四日目があるんだから、三日目に抜かなくても実力差から考えて全く問題なく抜くことができたはずだ。早朝に出発すればいいだけだ。
  4. 金城はウェルカムレースが始まる前に「二人は一年から選ぶ」と言っていた。あの時点で少なくとも二年生のうち一人しか入れないことが決まっていた。だとしたら、合宿の三日目のゴールで「このゴールで決まる」とか言って興奮していたのは意味不明。
  5. 小野田のペダルが割れたが、あれは金城に申し出るべきだ。トラブルと課題として課せられたハンデは別物。
  6. ビンディングペダルを付けたからといって倍の力は出ない。引き足にそんな力はない。足を曲げる力と踏み込む力が同じなはずがないことはビンディングペダルを使ったことがなくても分かるだろう。ビンディングペダルの効用は理想的な位置に固定されることと上死点付近から前に回す力を加えられることにあると思う。
  7. 先輩がペダルとシューズを持ってきてくれたのはいいがシューズのサイズとクリート位置は個人差がある。小野田の靴のサイズ知っていてそのサイズの靴がたまたま有ったのか?クリート位置のセッティングを小野田ができるとは思えないが・・・
  8. 一年生はほとんどドラフティング走行していなかった。こんなことでチームになって戦えるんだろうか?
  9. 先に走っている人間がリードしているようなシーンが多いが、ロードレースでは逆。後ろについたほうが圧倒的に楽。相手を潰すのなら後ろにつくのが鉄則。
  10. モブと化している同級生の杉本の人の良さが泣ける。小野田は今泉と鳴子に追い付くことしか頭にないけど、その間にいた杉本のことなど完全無視。
  11. 小野田と今泉、鳴子の入浴シーンや風呂あがりにくつろいでいるシーンでも杉本の影はない。同級生なのに、一緒に風呂に誘ってもらえない杉本・・・自分を見ているようで辛い。
  12. 小野田は、「みんなでインターハイに」というけど、蹴落とした二年生や杉本などはガン無視・・・

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