神戸土建行政の落とし子か

060809_0729~001 出勤時に少し遠回りしてサイクリングロードを使ってみた。距離的には800mくらい遠回りになるが、そこまでの道が走りやすいのと坂がないのとで時間的には大差はなかった。川沿いの開けた空間を走るのは気分がいい。ところどころ桜の木陰もあって気持ちいい。

 自動車におびえなくていいのは助かるが、舗装の状態が悪いので、下り坂の割に巡航速度は上がらない。ロード乗りが50km/hでかっとぶような舗装にする必要はない。道路の弱者がサイクリングロードの強者になって遅いママチャリや散歩をしている人の迷惑になるのでは本末転倒だ。しかし、自転車に乗り始めたばかりの子供や車椅子、散歩のお年寄りがつまずくようでは困る。

 道は作るだけで完成ではない。所期の目的で使われて、ユーザが満足して初めて完成だ。そして、それは継続して使われなければ意味が無い。そのためには、整備が必要だ。ごみを散らかさないのは利用者の責任だが、簡易舗装の路面が割れたり波うったりしているのを補修するのは県か、国土交通省かだろう。

 この道は、地元業者、県、河川環境管理財団(国土交通省の天下り先)が、工事をするためだけに整備した道路のようだ。だから、それが利用者にとって使いにくいとか、危険とかはどうでもいいんだろう。むしろ、荒れ果てて大規模(関係者が儲かる)な回収が必要になるか、誰かが道路の割れ目で転倒して大怪我でもするまでは放置する気かもしれない。

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