podcast : 流行りモノ通信簿 電話 vs メール

 流行りモノ通信簿を聴いていて、投稿に「ナイス!怒り!!」とリアルにつぶやいてしまった。それは、業務上の電話についてで、電話偏重な企業の連絡方法の問題点を指摘されているものだった。

 全面的に同意だ。電話はかける側に都合のいいシステムだ。受ける側は否応なく手を止めなければならない。電話をとらない限り要件の重要度は分からないからだ。

 また、会社でよくあるのが席を離している人への取り次ぎだ。「席に戻ったら電話してください」と伝言して自分は席を外すので、お互いの事業所で「◯◯さんに電話してください」というやり取りがピンポン状態というのを見かける。せめて、最初に電話した側が「要件をメールしときます」といえば、代理応答する人の手を止める必要もないし、少なくとも、急ぎで連絡する要件か、ついででもいいのかの判断ができるのにだ。

 メッセンジャーなどを導入すれば電話しなくても相手が席にいるかどうか確認でき、電話連絡の無駄を大幅に削減でるはずだが、情弱企業ではメッセンジャーは導入されない。その効果を理解していない人間がシステム導入の権限を握っているから。

 後、「重要な連絡は口頭で」と言っている人間(管理職に多い)は、単に文章化ができないだけの場合が大半だ。理屈が通った意見を持っていないから文章にできないと思われる。そして、思いつきで矛盾した事を言うから文章に残っていると困るのだろう。メールで情報を伝えるスキルがないために電話を使っているだけで、それを正当化するために口頭での連絡を押し付けて来るのだろう。

 そんな人間は当然ながら記録をちゃんと取れないので、口頭で連絡して進めた仕事の記録が取れておらず、「あれ、どうなってる?」と部下に聞く事案が発生する。そんな時は、「さあ、メールかレポートかを頂いてましたか?(知らんがな、あんたが書いとかんからそうなるんやろが)」と柔らかく返すのがリーマン生活の知恵だ。もちろん、ちゃんと後ろでは準備しておいて、再度指示があったらすぐに返せるようにしておくことは必須。

 残念ながら、自分と同年代でもメッセンジャーを使いこなせる人間は皆無な企業なので、自分が在籍している間にこの風土が改善される可能性はゼロだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です