コロプラへの試練:魔法使いと黒猫のウィズ

 魔法使いと黒猫のウィズは順調にダウンロード数が伸びているらしく400万ダウンロードを達成したらしい。多くはリセマラ用のダウンロードだと思うが、リセマラ終了後は継続して使うわけだろうからその何分の一かは実際にユーザは増えている計算になる。そして、その数が休眠アカウントの増加より多ければアクティブユーザの数は増える。

 運営会社としては望ましい状態だ。しかし、一方でアクティブユーザの増加に伴いサーバへの負荷は増える。そして、負荷が集中するのは時限イベントの時間帯であることが簡単に予想される。以前は3、7、12、17、20、23時に毎日時限イベントが行われていた。ここで得られるグリモアが効率よくレベルアップするためには必須だった。パズドラのメタドラダンジョンと似ているといえばパズドラユーザには分かるだろう。パズドラの場合は初期からサーバの負荷を分散させるため、プレーヤーを5つのグループに分けてイベントを異なった時間帯に割り振っていた。

 8月の中旬にサーバのレスポンスが悪化し繋がらなくなることが頻発した。その対策としてこのイベントが中止された。アクセスが集中するのを防ぐことで実際にアクセスは安定した。ユーザのプレイ時間がバラけることで負荷の分散化ができたのだろう。

 前にも書いたが、このゲームはレアカードの入手や進化、レベルアップが難しい。特にレベルの高いカードをレベル上げするためにはイベントが必須だ。というより、イベント無しには不可能に近い。なので、イベントが無くなったことで、そこそこのレベルのプレーヤはプレイ回数が激減したのではないだろうか。自分は完全にこれに当てはまる。

 イベントが再開されたが、一日一回になり時間も日によって変わるようになった。お知らせによって告知されるのは良心的だが、一日一回は少な過ぎる。イベントに必要な魔力は半額になっているが、仕事中(学生なら授業中)ではどうしようもない。

 何らかの方法でバランスを取らないとゲームの楽しさは半減だ。ゲームを進めるためにはカードのレベルアップや進化は必須なのに、それができないために停滞して作業ゲーになってしまう(最初からそうではあるが)。

 それと、自分の中でこのゲームが面白くなくなってきたもう一つの理由がある。それは、クエストで遭遇する敵が代わり映えしないことだ。同じような進化やレベルアップには使えないような序盤に出てきたのと同じカードがレベルアップして現れるがこれが強敵になって立ちはだかるのだ。倒しても美味しくないカードに大ダメージを食らわされると、得られるものとダメージのバランスの悪さに戸惑う。とにかく、クエストで出てくるキャラとレアキャラとして提示されているものとに差がありすぎる。ドラクエに例えるなら、スライムがレベル20の勇者を手こずらせるようなものだ。倒しても得られるのがレベル1の時に倒したスライムと大差無いのだ。パズドラの場合にはダンジョンごとに特色の有る敵キャラが現れ、ダンジョンのレベルに合わせて敵のキャラも変わっていく。スライムみたいな敵がHP13,000 のパーティに立ちはだかるなどということは絶対にない。

 このあたりのバランスが悪い。ダンジョンを進めても楽しい驚きがないのだ。敵も同じようなキャラなので達成感もない。「死なずに済んで良かった」という程度だ。惜しいなぁ・・・

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