人柱さんの手元に端末が届き始めたようだ。「enchantMOONを手に入れた人の感想＆レビュー記事まとめ – NAVER まとめ」を読む限り、ほぼ予想通りの完成度らしい。生産開始してから発売までの時間の短さを考えれば、”モノ”としての端末の完成度が低いのは予想された。生産ラインが習熟して安定し不良率が下がるほどの生産量ではなかったし。
ほぼ予想できていた問題から、設計思想に関わる問題やハードの基本性能による限界など、前途多難を思わされるレビューが並んでいる。自分がいちばん気になる「ハイパーリンク」機能と開発に関する感想がほとんどない。まだ、そんな機能を試すところまで行っていないのだろう。
人柱の方々には悪いが、現行のハードでは解決されない問題がかなり多そうなので、OSのバージョンアップで改善されることはないだろう。初代モデル購入者には改良版への割引クーポンくらいは送って欲しいところだろうが、次機種が出る可能性はあまり高くないかもしれない。イノベーターな方たちならこの程度の出費にめげることなく次機種も受付開始と同時に発注していただきたい。マスコミ関係者であればレビュー記事一本分の経費で充分だろうし、一般人でもブログネタにしてアクセスが増えるのだから win-win だ。
社長のツイートが熱い。今回の指摘事項を反映した次期バージョンを開発して欲しい。しかし、こんなことも予想できない”投資家”ってなんなんだろう？
Ryo Shimizu@shi3z
投資家から、「enchantMOON、出荷したらやっぱり評判悪いじゃん。プロジェクト中止にすべきじゃないの?」と言われたんだけど、中止したらそれこそ無意味になってしまう。私は今の段階で批判を頂くというのはエールだと思っています。早く批判を頂ければそれだけ改善できるということですRyo Shimizu@shi3z
会社の経営が健全なうちは、私はenchantMOONのブロジェクトを決してやめるつもりはありませんし、いま頂いているご不満やご意見に関してはできるだけフィードバックしながらアップデートで対応していくつもりです。それが購入して下さった方への精一杯の誠意だと思うからです
ところで、「日本製 OS を搭載した」とか書いている記事を見たが、enchantMOON は Android OS なので、全然日本製じゃない。Anroid OS 上に乗る統合アプリケーションみたいなものだ。もちろん、Android 端末として使うことはできないが。