ついに「enchantMOON」発売!・・・2013年の HyperCard になるのか?

 あの enchantMOON がとうとう発売されたそうだ。「とうとう」というと長くかかったように思ってしまうが、製造から販売までの時間は非常に短い。とうとうと感じるのは予定より遅れてしまったためだ。とにかく、形になって予約者の手元に届くのは素晴らしい。手元に届いた方たちのレビューを読みたい(今回購入した人たちはお金に余裕があって(4万とはいえ、海のものとも山のものともつかない新コンセプトのハードウェアに、払えるのだから)、ガジェットに興味があり、enchantMOON のコンセプトに共感した人たちだから、レビューといっても一般人が初めてタブレットを買おうと思う時に参考になるようなものではないだろうが。

 自分が気になるのは、この端末について開発元では「ハイパーテキスト」を全面に打ち出しているが、メディアで取り上げられるのは手書き UI の話ばっかりだったことだ。どのようにハイパーテキストを解釈し展開するのか・・・HyperCard のような革新的なツールを個人の手に開放するようなものなのか。この点に興味がある。

 早く届かないかなぁ・・・って、自分は発注していないから、自分の所ではなく、ブログを書くような人たちの元にだ。

ついに七夕の今日「enchantMOON」が発売! その記念イベントをレポートします(写真ギャラリーあり) : ギズモード・ジャパン

七夕の記念すべき日に「enchantMOON」がついに発売になりました。

これが最終FIXした製品版の「enchantMOON」…! 今日発売になったわけですが、このイベントを行なっている今現在、届いているのは予約開始から50秒以内に注文した猛者たちのみとのこと。しかし、今月中にはすべて生産を完了予定で、順次出荷されていくそうです。

ちなみに、すべての「enchantMOON」にはシリアルナンバーが振られていて、1号機は博物館、2号機はアラン・ケイ氏、3〜10はサポートなどに配られ、No.11からがユーザの手元に渡るそうです。

「ハイパーテキストを作る環境がまだまだ未熟なのではないか」と感じていた。

enchantMOONは今日のイベントでケネディ大統領の演説を引用したように、アポロ計画になぞらえている。アメリカの宇宙事業は軍事への転用がきくので促進された側面がある。コンピュータも軍事利用が発展を促進させた。UEIはコンピュータを実用的・幸せのために発展させたい。そのために「エンターテインメント」を社名に入れた。

今のコンピュータは一回進化の袋小路に入った。そこでぼくたちは一回原始人に戻る必要があると考えた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です