一番儲かるのは?(auのはエコじゃなくエゴ)

au001 こんなダイレクトメールが届いた。毎月の請求書を郵送ではなくネットにしたいという事らしい。

 貴重な紙資源が節約できるというメッセージを前面に打ち出している。貴重な紙資源を節約する代わりにユーザにはマンスリーポイントを10%増やしてくれるという事らしい。紙の節約には吝かではない。ネットで確認する方が便利なくらいだ。銀行口座でも、通帳よりはネットの残高確認を使う事の方が多い。最終はexcelのファイルにペーストしコメントを付けて保存しているのだ。

 ひっかかるのは、auの表現だ。紙をネットに置き換える事で一番利益が上がるのはauだ。郵送料金の節約効果は紙なんかよりはるかに大きいだろう。また、「ご利用を開始されてから今月で25ヶ月。A4用紙で約25枚分もの紙資源を節減できたことに。」というのもいやな感じだ。なぜなら、毎月送られてくる請求書と一緒に入っている小冊子や宣伝チラシの方がはるかにページが多いからだ。もし本当に、紙資源の節約をauが望んでいるのなら、この無駄なチラシを減らすのが一番効果的かつユーザにとっても負担はない。それをやらずして、「お前のせいで25枚もの資源が無駄になったぞ」というような脅迫的な表現を使うのが腹立たしいのだ。

 さらに、ユーザに還元する利益も引っかかる。マンスリーポイントなんて機種変更のときにしか使えないうえに期限付きだ。自社が享受する利益に対して還元が少なすぎる。こういうのを関西では「やらずぼったくり」という。しかも、自分が得る利益のことには触れずに、エコロジーに気を使っているという誤ったイメージを植え付けようとさえしている。

 エコロジーに関心のあるユーザに訴求するには、10%ポイント加算などではなく、節約できるコストの半分程度を植林や環境維持活動に寄付すればいい。全額とは言わない。auもユーザも負担をすればいいのだから。

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