podcast:かけあがりラジオ #139

 かけあがりラジオ前半は猪瀬都知事の標準時前倒しについて、後半は名刺についてだった。

 自分は標準時前倒しは絶対に反対。番組でも言っていたとおり、日の高いうちに終業時刻を迎えても帰るのは抵抗が有る。また、子供の帰宅時間も動物としての自然な帰巣本能とずれる。あえて、そんな無理をしてまで証券市場の都合を優先すべきとは思えない。

 ただ、生活習慣は慣れれば克服できるかもしれない。北欧などは、日の出や日没とは無関係に生活リズムを刻まなければならない季節が有り、そこで生活している人は順応している。また、日が高い時間に帰ることについても、サマータイムを導入している国々では受けいられている。

 しかし、一年中2時間前に生活時間をずらしたら、12月なんて真っ暗な中出勤しなければならなくなるし、冬場は一日のうちで一番気温が下がる時間帯に出なければなくなる。一部の都合で、国民全員がこんな負担をしなければならないのには納得がいかない。

 後、番組では「証券取引所だけ2時間ずらす」という案があったが、証券取引所が開くということは証券会社や金融関係の企業は開くということで、銀行などの営業時間が非金融系企業とずれる可能性がある。そうなると、決済や資金のやりとりで、実質取引可能な時間が非常に短くなってしまいかねない(金融期間が営業時間を伸ばせばいいが、負担が大きいだろう)。今でも、銀行の窓口は9時から15時の6時間しかないが、これが4時間になってしまう。そうなると、非金融系企業でも資金管理部門の社員は金融関係に合わせざるを得なくなる可能性がある。

 後半の、名刺不要説には自分も同意。もらった名刺は全て Filemaker の住所録に入れてアポイントの記録や内容を付加し、ステータスを入れて管理している。名刺は束ねて机の奥に置いてはいるが、見ることはない。

 しかし、このようなのは自分だけだ。名刺に依存している人間が大多数の中で暮らしていると、名刺文化は無くなりそうにない。初めての人に会うと必ず名刺を渡されるし求められる。

 で、名刺文化の人を見ていると、名刺を簡易DBとして使っている事が分かる。物理的なカード型データベースだ。原始的かつ非効率極まりないが、100枚や200枚程度の連絡先を管理するだけならこれでもやれなくはない。

 ただ、ビジネスとして問題なのは、その名刺の束が個人のデスクに保管されていて他の担当者が自由に使えないということだ。また、同じ名字を複数の担当者が別々に管理するということで会社レベルでの名刺DBのメンテナンスコストが重複してかかってしまう。

 しかし、名刺のファイルを大事にメンテナンスしている人に PC や iPhone で共有して使えるDBの便利さを説いても理解されないのが現実・・・かけあがりラジオの3人のような人が管理職になるまでは難しいのだろう。って、その頃には自分は死んでる可能性も高いがwww

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