iPodの波及効果

 前にマーケットへの影響力の差でも書いたが、ソニーの今回の発表のおかげでさらにこの差が明確になってしまった感がある。

元麻布春男の週刊PCホットライン

 iPodの強さは、単にByte単価が2倍以上低いことだけではない。今やデジタルオーディオのインフラの一部になっていることである。コストパフォーマンスが高くデザインの優れたiPod、そのiPodだけで持ち運べるDRM付きのAACファイル、それを売るためのオンラインストア(iTMS)、音楽ファイルを管理/再生するソフトウェア(iTunes)、千種類を超えるアクセサリ、自動車メーカーの積極的なサポートなどが一体となり、1つのインフラ、エコシステムを構築している。

 この記事を見て、先日の「自分で作っちゃいましたスピーカー」を想起した。iPodはAppleが周辺機器を作らなくてもいろんなメーカーが対応品をリリースする。ソニーは他社が作ってくれないから自社で作るしかなかったのだろう。この数年のiMacの大きなフォームファクターの変更を見ても分かるように、Appleだって安心してついていける企業ではない(mini用のカバー類は全滅だろう)が、ソニーのように春に出した製品と全くデザインの異なる製品を秋に発表することはない(ウォークマンシリーズの変遷の節操のなさを見れば一目瞭然)。

 まあ、miniのアクセサリを作っていた企業は大変だが、nano市場はもっと大きいはずなので、めげずに頑張って欲しい。nanoは傷が目立つそうなので、保護系のアクセサリーの需要は大きいはずだ。shuffle用にたくさん現れた保護シールは対応も簡単だろう。白nanoならばカラフルなデザインの使い捨てステッカーも見栄えがいいだろうから、いろんなデザインがでると楽しい。shuffleの場合は周囲を覆う必要があったが、nanoならば横と背面は無視しても変わらない(薄いので横はないに等しいし、背面は金属であって色は関係がない)から、値段も安いだろうし。

 逆に、高級ケース系はHD専用にシフトするしかないかな。

#と、書きっぱなしで終わる(毎回だが)

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