バイドゥが Android アプリ Simeji の事業を取得 — Engadget Japanese

 日本のAndroid界隈では有名なフリーのIM、simeji が中国の企業に買収されたらしい。製品だけでなく開発者も雇われて、開発を継続するということで一安心だ。開発に集中できる生活基盤ができることで更に良いものになって行くことを期待したい。

 反面、大企業の所有物になる事はリスクもある。面白いサービスを始めたベンチャーが大企業に買い取られて放置され死んでしまうケースは多い。自分が直接被害を蒙ったものとしては、xoops や geocities という、フリーのウェブスペースがあった。

 このような事にならない事をいのっている。そして、一刻も早くタスブレット用のUIを搭載したバージョンを開発して欲しい。ここは google や apple ですら手を付けていない分野だから。

バイドゥが Android アプリ Simeji の事業を取得 — Engadget Japanese
バイドゥが、Android 向け日本語入力システム Simeji の事業取得を発表しました。Simeji といえば、ただ無料で人気の日本語入力システムというだけでなく、まだまだ Android が充実していなかったころから積極的なバージョンアップを繰り返していた、Android アプリの代表的存在です。他方、バイドゥは検索サービスを中心に提供していますが、最近は PC 向けの日本語入力システム Baidu IME(旧 Baidu Type)も開発しています。というわけで、Simejiの事業取得により、バイドゥは「Baidu IME日本語入力システムの製品企画、開発、事業企画およびマーケティングの一元化を進め、ユーザーにとって一層利便性の高いサービスを提供」する計画とのこと。

Simeji は開発者の足立昌彦氏とデザイナーの矢野りん氏によって制作されてきましたが、今回の事業取得により、お二人はバイドゥへ入社し、引き続き Simeji の企画・開発に携わる予定です。ちなみに TechCrunch によれば、事業買収額は数億円とのこと。事業化されてない個人開発のアプリが開発者ごと買収されるという、なかなか稀有な事例と言えます。

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