しょっぱい調査

 誰もが知りながら触れずにいたことに切り込んだ勇気に脱帽。俺はもう、役割を終えたのでいいが、息子の世代はさらに厳しくなりそうだ。

 しかし、女性の立場に立てば、生活苦が目に見えているような相手と何十年も一緒に生活していられないという気持ちも分かる。恋愛なんて数年で(というより、結婚したその日に)覚めてしまう。残っているのは「生活」という現実だ。しかも、教育にかかる費用や社会保険料、消費税などはかさむ一方だ。住宅事情も相変わらずだし。これらを少しでもやわらげてくれるものがあるとしたら、お金しかない。

 昔のように地域コミュニティや親戚コミュニティが機能していれば、子育ての負荷はもっと少なかったに違いないが、今では全く期待できない。

asahi.com:若い男性、年収少ないと結婚率低い 独立行政法人調べ††暮らし

若い男性の結婚率が、雇用の形態や収入の違いと強い結びつきがあることが、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の調査でわかった。25†29歳でみると、年収が500万円以上あると半数以上が結婚している一方、パート・派遣など非正規雇用者の結婚率は14.8%にとどまった。晩婚化や非婚化は若者の価値観だけの問題ではないことが鮮明になった。

 それ以前に、自分で自分の生活に重荷を載せてしまう社会心理的要因は大きい。これについてはいずれどこかに何かの機会があれば…

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