skypeスターターキット

 今年話題の電話サービスのナンバーワンは圧倒的にskypeだろうと思っている。日本企業ではなぜか認知が進んでいないが、一般電話との交信が可能になれば爆発的普及は間違いないだろう。IMに対して理解のない日本企業だが、これがきっかけに普及すればいいと思う。

headsetITmedia PCUPdate:ライブドア、ヘッドセット同梱のIP電話ソフト「livedoor スカイプ スターターキット」発売

 livedoor スカイプ スターターキットは、昨年12月にリリースされたIP電話ソフトで、同ソフトをインストールしているユーザー間の無料IP電話を可能とする。最大5人までの同時通話に対応、P2P方式によるファイル転送機能もサポートしている。

 普及のきっかけとして、このようなキットがパッケージとして売り出されるのはいいことだろう。「ただでダウンロードできるソフトをCDに焼いてあるだけじゃん」というのはヲタの発想でしかない。ダウンロードの意味が分からない人を巻き込まないとビジネスとして成り立たないのだから。

 しかし、前にも書いたけど、このヘッドセットのデザインはいただけない。「新しい酒は新しい皮袋に」というのも分からなくはないが、電話であることを認知させるためには、既存の受話器のようなものが分かりやすい。携帯電話の折りたたみ式がいまだに過半数を占めているのは、安心感があるからだ。たたんだままでも通話できるA5502Kを使っていてもそのまま話す気にはなれないのはこのせいだ。

 そして、面倒でも受話器には数字ボタンをつけるほうがいい。外線には普通に番号を入れて送信ボタンを押すだけでよくするのだ。そして、skypeの相手にはハンドセットにメモリを入れて、短縮でかけられるようにするのだ。そうすれば、今のビジネスホンと同じ使い心地が得られる。IMやチャットを出来ない層(往々にしてこの層を説得しないと導入できないのだ)にでも理解しやすいだろう。

 欲張るなら、ハンドセットに認証・セキュリティを組み込んで、それをUSBポートに差してパスワードを入れるとskypeに自動的にログインできるようにすればさらにいい。そうすれば、そのハンドセットを持ち運べば、ネットPC(最低でもADSLは必須だが)があるところで電話を受けられるだろう。

 席を移動するたびに電話の内線を換えたり、異動のたびに名刺の電話番号を変えたりすることは一切不要になる。むしろ、フロアの電話配線は一切不要になる。

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