ランキン・タクシー:Oyajinal Best 発売間近

700.jpg マルチエントリーだが構わず書く。mixiのコミュニティメンバー(ランキン・タクシー本人を含む)で選曲した究極のベスト盤。

 OyajinalBestのジャケット写真が公開された。発売は7月6日。AmazonでもHMVでも予約を受け付けている。もちろん、行きつけのショップで予約するのもOKだ。大きな声で言おう「ランキン・タクシーのオヤジナルベストの予約お願いします」と。

 このアルバムが興味深いのは、単に俺がファンだからという理由だけではなく、選曲のプロセスだ。アーティスト本人がコミュニティに投げかけ、ファンがそれに応じて自分なりの案を出し合い、節度を保った意見交換(予想以上に書き込みが少なかったが)が行われ、オフ会(東京で行われたそれには参加できなかったが)での調整を経て、決定したのだった。

 これが、SNSの可能性を証明する出来事なのかどうかは分からない。荒らしや、無秩序な書き込みで混乱することがなかったのがSNSの特性なのか、コミュニティメンバーの成熟度によるのかは全く分からない。たまたま粘着質のメンバーがいなかったのがラッキーだっただけかもしれない(一人の心無いメンバーの振る舞いのせいでつぶれていったコミュニティは数限りない)ので、早計はできない。

 mixiはメンバーの増加とともに、普通のインターネットになってしまったという意見をいろんなところで読んだ。実際に、本名や顔を気軽に出せるところではなくなってしまった。ネット上ではリアルな友人とつながることを好まない日本人ネットワーカーの特殊性なのかもしれない。

 また、匿名を利用して傍若無人な行動をとる人間が一人いるだけで、水が引くように大量の人間が去っていく。ユーザーIDの数は増え続けているがアクティブユーザーの数自体は余り変わらないか、以前より減っているのかもしれない。こういったことは、関心空間でも経験したものだ。

 こういう試みを行うアーティストが増えればSNSは更なる盛り上がりを見せるかもしれないが、金と名声にしか興味のないカラッポが自らこんなこと言い出せないかもしれないがな。

 Amazonからお買い上げの場合は右の写真をクリックしましょう。逆転のおまじないです。

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