事故原因…

 通勤で15年間その上を通ってきたものの経験。

  1. 俺の経験からだが、遅れを取り戻すためにスピードを上げることは普段からも行われていた。以前、この時間帯より少し遅い時間に乗っていた(フレックスタイムで遅めに家を出た)時に、つり革に掴まらなくてはならないほどゆれた時があった。ただ、この箇所が右に急カーブしていて恐怖を感じることはなかった。その後の左バンクの高架で徐行運転することのほうが恐怖なほどだった。
  2. この路線は、遅れることが日常だった。また、尼崎駅での待機による遅れも珍しくなかった。神戸線の快速が遅れたときにとばっちり的に待たされることがしょっちゅうある。こんな扱いを受けている路線だから、そんな定時運行に拘泥していたとは思えない。
  3. オーバーランによる後戻りも、俺の経験だけで数回(4~5回だったと思う)ある。これは少ないように感じるが、そうではない。俺が乗るのは朝夕の2回だけだ。そんな人間が何回も出会うことなら、全体ではもっと回数があるはずだ。

 俺が提出できる状況証拠はこの程度しかないが、天邪鬼として思いつきと掲示板で見たことから可能性のありそうなものを書かずにいられない。素人の浅知恵でしかないが….

速度超過

  • (マスコミ、JR)運転士の故意(てんぱった運転士が見境なく突っ込んだ)
  • 運転士の突然死(あるいは、無呼吸症候群等に起因する意識混濁、判断力停止、精神錯乱)により、速度調節を失った。

脱線の原因

  • 現場のレールの損傷・劣化によって、指定速度なら持ちこたえられたレールが超過スピード(設計された限界よりは低い)に耐えられなかった。
  • (2ch鉄ちゃん考案)ブレーキ系統の故障により、前の車両と後の車両のブレーキの効き具合がつりあっておらず(前がよく効き、後が甘かった場合)カーブに差し掛かったときに急ブレーキをかけて不安定になりながらも耐えて曲がっていこうとした前方車両を後方車両が直線的なベクトルで押し出した。この説は、伊丹駅でのオーバーランの原因説明にもなっている。
  • (JR)置き石。
  • 地下鉄日比谷線で起きたのと同じ原因。あのときは、脱線したのは貨物車で亡くなったのはそれに当たられた客車だったとおもうが。確か速度超過による乗り上がり。(ただし、JRではここは100km/h程度ではそんな事態は起きないとの見解あり)

 いずれも、単独ではおきそうにない。JRは該当箇所の「安全運行上限速度を130km/hと言っているが、それは設計上の予想でしかない。テレビのニュースとかでは、「ここはJRの発表では時速130kmまで大丈夫なはずなので、速度超過が直接の原因ではない」という言い方をしているが、設計上の限界イコール実際の限界ではない。そこが、90km/hだったかもしれない。他の電車が問題なかったの気づかなかっただけということはないだろうか。こんな例はいくらでもある。どんな地震でも倒壊することがないと言っていた高速道路や新幹線の高架がどれだけもろかったのか思い出す。また、設計に誤りがなくても、手抜き工事やメンテナンス不足で設計の性能を発揮できなかったケースは多い。

 このことは置き石説にも言える。「大きな石なら弾き飛ばすし、小さな石なら砕いてしまうから」と専門家は言っていたが、それはどこでも当てはまるんだろうか。直線で規定速度を守っている場合ならという条件付きじゃないのか。速度超過だったり、ブレーキのトラブルで不安定になったりしていたら、小さなきっかけが脱線に繋がるんではないだろうか。

 運転士についても、従来のミスを取りざたしているが、病気という線はなかったのだろうか。事故には繋がらなかったが、新幹線の運転士に似たようなことがあった記憶があるが。

 後、「スピードアップのための軽量化があだになった」と、主にニュースバラエティの局アナ上がりみたいな奴らが言うが、それには納得できない。軽量化は安定に寄与する。ボディ部分の軽量化は低重心を生みコーナーリングの安定性を生み出す。ブレーキをかけたときでも重心の高い乗り物と低い乗り物で安定性を考えれば分かる。重いものが高い位置にあったら余計に遠心力がかかるし、慣性モーメントも大きくなる。同じ速度なら、運動する物体の質量に比例して運動エネルギーは大きくなる。急激に止まったときの衝撃も大きくなるのだ。

 また、衝撃が加わったときに壊れないボディなんて話にもならない。乗客一人当たりにF1カー並みのコストをかけるのか?

追記(27日)
・26日時点で、100km/h前後出て現場に差し掛かったことが、実況検分で分かったらしい。(TVニュース)
・ブレーキ跡も確認されたらしい。(TVニュース)
・置き石説は否定されたという情報があったことを聞いた。
 この時点では、大幅な速度超過で現場に差し掛かったときに急ブレーキをかけたことがきっかけといわれているが、設計限界を下回る速度なのに脱線したことの説明はできていないようだ。

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