3Gケータイに関する消費動向分析記事

ITmedia Survey:3G携帯は値上げでユーザーが減りやすい?京大助教授の研究

携帯電話の料金が上がると、ユーザーはどう行動するのか。そんな問題に、京都大学の助教授が最新の「離散選択モデル」を用いて取り組んだ。

 調査は行わず、総務省の公開資料を流用したらしい。なので、調査時の意図的バイアスはほとんど無いだろう(全面的に信用はできないが)。しかし、auの2Gってなんだ?

 依田氏は、表を見る限りユーザーは2G/3Gといった規格にこだわるというよりは、事業者にこだわる傾向があると指摘。例えばauの3Gをやめたユーザーは、ドコモの3Gよりはauの2Gを選ぶとした。

 はあ?これが結論?2Gと3Gの間よりキャリア間のハードルのほうが高いに決まっているだろ。「事業者にこだわる傾向がある」のではなく、キャリア変更に伴うコストが高いので使っているキャリアを使い続けているだけだ。

 なお、依田氏はこうした離散選択モデルは学術研究の場で「議論が収れんしていない」と断った上で、「理論と現実は違う。2005年以降に当てはまるかも分からず、経時的な調査が必要だ」と締めくくった。

 依田氏は調査・分析のケースワークとしてやってみただけらしい。こんなもん、記事にするようなものじゃないだろう。しかも、見出しに「京大助教授の研究」という権威を付けを行って見出しに信憑性を持たせようとするのは詐欺の手口だ。まあ、この記事では誰も損しないから被害者はないとはいえるが。

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