的外れ的または提灯記事:日経

 日経は単なる提灯持ちかと思わせる記事2本

ヘッドライン :ITビジネス&ニュース:NTTソルマーレなど、固定ブロードバンド利用で携帯からのデ

 NTT西日本子会社のNTTソルマーレ(大阪市、広瀬雄二郎社長)など3社は、携帯電話と家庭内の固定ブロードバンド(高速大容量)回線を赤外線通信でつなぎ、無料でデータ通信を利用できるサービスを4月中旬に始めると発表した。携帯パケット通信の従量制利用者で、動画やゲームなど大容量コンテンツ(情報の内容)を楽しみたいという層を狙い、初年度3万人の利用者獲得を目指す。

 これって、ケータイをPDAのように赤外線を使って固定回線のモデムにつなぐというだけだろ。これまでは、ケータイを回線として使うためのインターフェースはあったがこれを逆にしただけだ。

ヘッドライン :ITビジネス&ニュース:東芝、スマートメディアから撤退
<略>
 主要顧客であるカメラメーカーや流通店には生産終了の了解をすでに得ているという。在庫販売は継続する。一部で韓国メーカーなども生産しているとみられるが、東芝が生産の大半を担ってきた。販売終了後は利用者は、スマートメディアに記録したデータをパソコンなどに移してから再利用することになる。

 「販売終了後は利用者は、スマートメディアに記録したデータをパソコンなどに移してから再利用することになる。」というのはどうよ。「データをPCに移せば大丈夫」のような書き方だ。確かに、発売されなくなるからとって、今使っているカードが使えなくなるわけではない。しかし、問題はそんなことではない。カードがなくなったら、それを使っているハードが使えなくなるということだ。カードよりそちらのほうが高価なはずだ。東芝は、それらの機器に採用されることでカードを売ったのに、儲からないからとあっさり切って捨てるというのだ。

 ハードウェアは製造終了後6年(だったか)の保守部品保管義務があるはずだが、カードにはないのか。これでは、手持ちのカードがダメになったら、それを使っているハードまで使えなくなってしまう。まあ、東芝はdiGOのときから無責任な会社だという印象はあったが、diGOユーザーなんかよりはるかに多いスマートメディアユーザーまで簡単に切り捨てるとは。

 消費者団体は、メディアメーカーのエゴによって消費者が被る被害についてもサポートして欲しいものだ。そして、日経新聞社におかれましては、このような内容を、ユーザーがほとんど不利益を被る心配は無いという誤った印象を広めるような記事はやめていただきたいもんですなあ(麒麟の川島演じるリスの声で)。

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