Androidのバージョン分布、4.x系が45%に達し Gingerbread 2.3を追い越す

 とうとうというか、やっとというか、ICS が出て1年以上を経過してやっと4以降のバージョンが最大勢力となった。しかし、4といっても一枚岩ではなく微妙にAPIレベルが異なっていて互換性に問題を残している。それより問題なのは、2.3 系がまだまだ大勢力として残っていることだろう。Windows XP のようにしぶとく残っているのがよく分かる。昨年まで2.3を搭載した新製品が販売されていて、2.3 端末の多くが 4 へのアップデートを提供されていないために、少なくともあと1年は 2.3 系の数が減ることはないだろう。ただし、Android 端末自体の全体量が 4 シリーズの売上にともなって拡大することによって相対的に小さくなることは考えられる。というか、Google はそれを期待しているだろう。

 iOS の新バージョンへの移行スピードと比較すると倍以上の開きがあるが、Windows XP が未だに一大勢力を保ち続けているという Windows に比較するとマシともいえる。ちなみに、Max OS は OS のアップデート費用が安いのと、ここ数年の Mac は基本的な性能が十分になっているので最新版 OS をインストールすることが自然なので、OSのバージョンアップ=ハードの買い替えという Windows とは事情が異なる(PCの場合には XP でしか動かないアプリがあって、そんな古いアプリに依存している場合に選択肢が無いという点は差し引かなければならないだろうが)。

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Androidのバージョン分布、4.x系が45%に達し Gingerbread 2.3を追い越す – Engadget Japanese

Google が Android 開発者向けのプラットフォームバージョン分布データを更新しました。2013年3月4日までの14日間に Google Play にアクセスした端末を集計した最新データでは、長らく最大派閥だった Android 2.3.x Gingerbread 組がついに2位に落ち、Android 4.x Ice Cream Sandwich / Jelly Bean連合 が僅差でトップの座につきました。差は 44.2% vs 45.1%。

メジャーバージョンで比べれば「Android 4.x」がもっとも多い端末となりますが、この数字は Android 4.0 Ice Cream Sandwich (28.2%, APIレベル15) と、4.1 / 4.2 Jelly Bean (16.5%, APIレベル 16, 17)を合計したもの。実際のリリース単位であるコードネームでいえば、ICS と Jelly Bean をあわせてやっと Gingerbread (44.2%, APIレベル 9, 10) を上回ります。

Jelly Bean のうち最新の 4.2は、Nexus 端末以外にも導入がはじまり1.6%。なおタブレット向けとスマートフォン向けを統合した Ice Cream Sandwich の前、タブレット専用に慌ててリリースされた例外的なバージョンである Honeycomb は、v3.1 (API 12) と v3.2 (API 13) をあわせてもわずか1.2%。

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