若者は何時の時代も睡眠不足

 元記事がアメリカなので日本とは違うのかもしれないが、ティーン・エイジャーが夜更かしして寝不足なのは今に始まったことじゃないだろう。自分の頃は携帯電話やネットがなかっただけで、深夜放送のラジオを聴いたりして寝不足だった。

 ただ、自分が10代だったころと違うのは、自分の意志だけでいつでも寝られるラジオと違って、相手の都合でやってくるメールへの対応がトリガーとなって寝不足が誘発されていることだ。これは、コミュニケーションのメディアがパーソナルになった携帯端末時代特有の現象だ。

 これについては、ソーシャルコミュニケーションとの付き合方を考えていくしかないだろう。家庭で、夜12時以降は携帯の電源を切って寝るといったルールを決めるしかないだろう。が、問題はそうする家庭にいる子供が孤立を感じないかだ。朝学校に行ったらすでに話題についていけなくなっていたという可能性はある。

ケータイメールに夢中で寝不足の若者たち…一晩で平均30通超も普通という時代に! : ギズモード・ジャパン.
本当に片時もケータイを手放せない…

そんなティーンエージャーの若者たちが増えているみたいですよ。このところ何から何までメールで済ませる時代になってきたのは当然のこと、その流れは夜グッスリと眠る時間になっても止まりません。それが幸せなことかどうかは別問題のようですけどね。

「8割以上のティーンエージャーが、枕元に携帯電話の電源を切らずに置いておき眠っている実態が明らかになった」

「日中の疲れを取って学習能力を回復させる上で欠かせないステージの睡眠が、枕元でのケータイメールの使用によって妨げられており、子どもたちの脳に悪影響を及ぼしている」

「ティーンエージャーが夜中に床に就いてから朝起きるまでに送受信するケータイメールやテキストメッセージの平均は33.5通となっており、しばしば夜中にメールの着信で睡眠が妨げられている」

いずれも米国内で発表された調査データなのですが、日本の若者たちも似たような状況かもしれませんよね。悲しいのは、多くの調査に応じた若者たちが、別に好きで夜中に枕元の携帯電話でメールをしているのではなく、もしすぐに返信するのが遅れたりしようものなら、仲間ハズレにされかねないので仕方なくしていると答えている点です。携帯電話が変えてしまったライフスタイルの功罪は、こんなところにまで及んでいるみたいですね~

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