2Qの速報値が出た。iPadが圧倒的首位なのは予想通りで、Samsungが追い上げているのも1Qの傾向のままだが、ASUSまでもがシェアを広げているのは意外だった。いち早くICS+クアッドコアを出したのが正解だったか。パイは広がっているのに上位4社以外はシェアも売上も下がっているところに厳しさが伺える。
2011 年の年末商戦で 400 万台を売った kidle fire が3ヶ月で120万台程度しか売れていないのは、期待ほどのものではなかったという認識が市場に広がったせいだろうか。
3Q は NEXUS 7 がどれくらいのシェアを取るのか、それによってシェアを落とすのが何処かが焦点だ。4Q には Windows も再参戦するし、kindle fire のリニューアルや iPad mini、Blackberry のタブレット参入といった噂も跡を絶たない。面白いなぁ。直接は関係無いけど、観ているだけで楽しい。
ちなみに、日本メーカーはこれっぽっちも名前が出てこない。「(5万円の1280×800タブレットを出して)これで iPad と対等だ」と言った NEC のドン・キホーテさんはこの表を見てどう感じてるんだろう。後「新モデルを出すたびに、革新的な何かを消費者に提示してきたアップルの勝ちパターンが、今回の新型iPadで崩れた」といった、日本メーカーの技術者の開発した端末はどこにあるのか聞きたい。
市場の流れも読まず、(当社比)だけで「革新」ごっこをして自己満足した結果がこれだろう。
iPad、世界タブレット出荷で圧倒的首位守る SamsungとASUSも急成長――IDC調べ – ITmedia ニュース
米調査会社のIDCは8月2日(現地時間)、2012年第2四半期(4~6月)における世界のタブレット端末出荷に関する調査結果を発表した。総出荷台数は前年同期比66.2%増、前期比33.6%増の2500万台だった。
3月に新しいiPadを発売した米Appleの出荷台数は過去最高となり、前年同期よりシェアを6.7ポイント伸ばして圧倒的な首位を守った。
Appleに続く2位~4位のメーカーもそれぞれ出荷台数を伸ばしている。2位の韓国Samsung Electronicsは117%増、3位の米Amazon.comは2011年11月に発売した「Kindle Fire」で5%のシェアを獲得した。前期には5位以内に入っていなかった台湾ASUSが115%増で4位に躍進した。5位は台湾Acerで、前期に3位と4位だった中国Lenovoと米Barnes & Nobleは圏外に落ちた。
ASUSが製造する米Googleのブランドタブレット「Nexus 7」の発売は7月だった。米Microsoftが「Windows 8」をリリースする10月26日には、米Microsoftのオリジナルタブレット「Surface for Windows RT」をはじめとするWindows RTやWindows 8搭載のタブレットが多数発売される。また、Appleが第4四半期中に小型iPadを発売するといううわさがある。
順位 | メーカー | 2012-2Q&br;台数 | 2012-2Q&br;シェア | 2011-2Q&br;台数 | 2012-2Q&br;シェア | 増減率 | |
1 | Apple | 17,042 | 68.2 | 9,248 | 61.5 | 84.3 | |
2 | Samsung | 2,391 | 9.6 | 1,099 | 7.3 | 117.6 | |
3 | Amazon.com | 1,252 | 5.0 | 0 | ― | ― | |
4 | ASUS | 855 | 3.4 | 397 | 2.6 | 115.5 | |
5 | Acer | 385 | 1.5 | 629 | 4.2 | -38.7 | |
その他 | 3,067 | 12.3 | 3,668 | 24.4 | -16.4 | ||
合計 | 24,994 | 100 | 15,042 | 100 | 66.2 |