タブレット上ではWiFiの勝利が確定?

タブレット上ではWiFiの勝利が確定?–iPadの接続セッションのわずか6%がセルネットワークから
モバイルのアクセス分析を提供しているLocalyticsによると、新しいiPadが発表された先週は、iPad上の全セッションのわずか6%が、セルラーネットワークからで、ほかはすべてWiFiからだった。消費者は、自分のタブレット上に3Gや4Gがあることにほとんど関心やニーズがないようで、このことは、トラフィックとデータプランの購入者の増を期待しているセルラーネットワークにとって悪いニュースだ。

 これは予想通り。3G(アメリカでは 4G かもしれない)回線を持っていても、Wi-Fiのほうが快適だからWi-Fiが使えるところでは必ずWi-Fiを使うだろう。それに、スマートフォンと違って移動中に使う機会は少ない。それに、テザリングのできる電話端末が増えてきたり、モバイルルーターが普及したこともタブレットによる 3G の使用量が伸びない理由だろう。

 ただ、この記事で面白かったのは、「トラフィックとデータプランの購入者の増を期待しているセルラーネットワーク」だった。日本のキャリアが期待しているのは「データプランの購入者(つまり回線契約数)が増えても、トラフィックは増えないこと」だ。段階定額制を採用しているためだろうか。

 話は変わるが、親の家においてある iPad 2 16GB+3G はソフトバンクのパケット料は、自分が帰った時に持ち歩かない限りゼロだ・・・でも、この場合は 3G が必要だ。どこでも同じように使えるようにすることが重要だからだ。そういう保険的な意味で回線契約している人もいるだろう。また、トラフィックだけが通信への依存度を示さないだろう。付加的な何かを必要としない快適さは替えがたい。

また、現在のような状態は過渡期の問題で、今は懐かしい思い出でしかないモデムによる通信をしていたのはほんの10年くらい前なのだから。

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