「HaswellでノートPCのバッテリーライフは1.5倍に」なったらいいなぁ(棒)

 この 1.5 倍という数字が、CPU の消費電力が 66% になったということから導き出されたものなら、パソコンの使用可能時間が 1.5 倍になることはないだろう。CPU の省エネ効果が出るには消費電力に占めるCPUの割合が大きい場合だけだ。液晶は大きさや仕様によって消費電力が大きく異なるし、HDD を搭載しているか、GPUを付加しているか等によってもシステムの中で CPU が占める消費電力の割合が大きく違ってくるからだ。

 標準的なノートPCを「1366×768 の通常液晶、SSD、チップセットグラフィック」と考えて 1.5 倍とするなら、「Full HD 液晶、1TB HDD、GPU 搭載」といったハイパフォーマンス機はせいぜい 1.2 倍程度にしかならないだろう。

 一番恩恵に浴するのは、Windows surface pro のようなハイブリッドPC ではないだろうか。Windows 8 タブレットの不評の一つである「ノートPCほどは使えないのに、電池の持ちはノートPC程度しかない」を解消できるかもしれない。

HaswellでノートPCのバッテリーライフは1.5倍に! インテルが明言 : ギズモード・ジャパン
インテルいわく、新アーキテクチャのHaswellチップでは、バッテリーが従来比プラス50%も長持ちするんだそうです。同社アーキテクチャグループのバイス・プレジデント、ラニ・ボーカー氏によれば、Haswell搭載のノートPCは従来比50%増もの駆動が可能です。さらにスタンバイまたはアイドルモードなら、従来比最大20倍も持つんだとか。ただしそれはパフォーマンスのロスがまったくない場合ってことですが、それにしたってずいぶんなパワーアップで、Haswellの電力効率の高さがうかがえます。

もちろん、実際使ってみないと本当にインテルの言う通りかどうかはわかりません。今までだって、スペック表に書かれた性能は楽観的すぎるのが普通でした。でもそのへんも込みで「1.5倍」になるなら、電源アダプタなしでもだいぶ心強くなるんじゃないでしょうか。

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