楽天が kobo を買収したという話は読んだ記憶があるが、こんなに早く日本市場に投入してくるとは予想外だった。Amazon の本格参入を目前に控えた今だから可能だったのかもしれない。
日本の出版社の「このままでは Amazon に支配される」という危機感から、楽天に対して従来よりは有利な条件（それでも Amazon よりはまし）を提示した可能性も有るんではないだろうか。
まあ、デジヲタとしてはそんなことはどうでもいい。この意欲的な仕様と価格は日本の家電メーカーが出せなかったレベルだ。Sharp や sony の電子ブックリーダーの魅力の無さといったらなかった。
コンテンツの中身やサービスについては未知数だが、ハードの仕様と価格は魅力十分だ。唯一残念なのは楽天ということ。
楽天の電子書籍端末「kobo Touch」、7980円で登場 – ITmedia ニュース
楽天は7月2日、子会社のカナダKoboによる電子書籍サービスを国内で7月19日に始めると発表した。電子書籍端末「kobo Touch」は7980円という戦略的な価格で販売。同日から予約受付を始める。kobo Touchはタッチ操作に対応した6インチ電子ペーパー（E Ink）を搭載し、厚さ10ミリ、重さ185グラム。EPUBとPDFの閲覧が可能だ。
2Gバイトのストレージを内蔵し、ユーザーが使用可能なのは1Gバイトで、最大約1000冊を保存できるとしている。microSD／SDHCカードによる拡張も可能だ。無線LAN通信機能とmicro USBポートを備える。1回の充電で最長1カ月の使用が可能という。
利用にはPCが必要で、PC側の対応OSはWindows XP／Vista／7とMac OS X 10.5以降。
photo kobo Touch新たに電子書籍ストア「koboイーブックストア」をオープン。フォーマットはEPUB 3.0を初めて全面的に採用する。一度購入すればkobo TouchやPC、タブレット、スマートフォンで同じ本をしおりを共有して楽しめるようにする。購入は楽天会員IDで行え、購入金額の1％が楽天スーパーポイントとして付与される。