owakon mixi、課金売り上げが広告を逆転へ「ホーム」「タウン」構想加速

facebook とmixi が共存する事はあり得るが、両方が伸び続ける事はない。ユーザのリソースには限界があるからだ。mixi が流行ったときにブログの量が減った。Twitter が流行った時も mixi で日記を書く人は減った。Facebook が流行って Twitter の書き込みが減ったイマココ。今、mixi を支えているのはゲームセンターとして SNS を使っている人間だ。課金ゲームの売上が伸びているところから分かる。mixi をコミュニケーションの場として受発信するような興味深い日記を書くような人は激減中だろう(というかほとんどいないじゃないのか?)。

 人が一日に書く量は限られている。サービスによって書く事へのハードルを低くする事で出稿を増やしたり(Twitter)、繋がりでモチベーションを上げることでアクセスを増やすサービス(Facebook)もある。これらによって、ブログやそれ以前のホームページしかなかった頃よりは書く人が増えたし平均の書き込み量も増えたかもしれないが、増え続けることはない。

 むしろ、mixi はオワコンだろう。以前は、ニュースのヘッドライト興味深い人の書き込みやコミュニティの書き込みをチェックするために毎日開いていたが、最近はトップページを開くことも稀だ。フレンドもほとんどアクセスしていない。課金ゲームに治みちを上げるような人以外はどんどん mixi を去っている。この現状を認められない限りこの流れは変わらないだろう。

 なお、記事のLINEと比較すると質問したらしいが、何を考えて質問したのかさえ不明な愚問だ。LINE は mixi にかぎらず SNS とは競合しないだろう。

mixi、課金売り上げが広告を逆転へ 「ホーム」「タウン」構想加速 – ITmedia ニュース
 Facebookが株式新規公開(IPO)で調達した資金を使って日本市場で攻勢を強める可能性もあるが、笠原社長は「mixiとFacebookの違いはだんだん明らかになってきている。mixiはより狭い、プライベートで気兼ねがない内輪のコミュニケーションができるサービス、Facebookはセミオープンで社交の場のような、より公の場で会話しているのに近く、その違いはユーザーも敏感に感じ取っているのでは」とし、両サービスとも成長していけるとの認識。「ホーム」と「タウン」を持つmixiは「プライベートな場と、興味関心に基づく場の両方があるのは世界的にもユニークな存在では」とした。

 NHN Japanのメッセンジャーアプリ「LINE」が急速に普及しているが、笠原社長は「コミュニケーションサービスが増えているのは歓迎すべきことだ」と話し、「LINEはチャットに近く、行われているコミュニケーションはmixiとはかなり質が違うのでは」と、ユーザーの食い合いになるとの見方には否定的だ。

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