企業内ITの限界・・・或いはレベルの問題?

 先日、会社の席についてfirefoxを起動した。オープニングのサイトにはサイボウズを設定しているので、普通ならログイン画面が表示される。しかし、今朝は起動しなかった。サイボウズの入っているサーバーが動いていないようだった。

 サイボウズのサーバーが落ちているらしかった。外部への接続は問題がなかったので、プロキシは活きているし、ネットワークも生きていることも明白だ。サイボウズは、社内メールの確認と会議室予約にしか使っていないので、さし当たって繋がらなくても困らない。気にせず仕事をしていた。

 ところが、他部署(情報ではない)から口コミでメールサーバーへのアクセスの仕方(URL)を教えてもらった。ブラウザーのアドレスバーにローカルのサーバーを直接指定してやればいいというのだ。俺が勤めている会社はウェブメーラーを使っているので自分でURLを入れるしかないのだ。しかも、ウェブメーラーのURL(多分、IPアドレスでも可能だろう)は誰にも教えられてはいなかった。

 さて、ここで問題です。この、会社・情報システムの問題点はなんでしょう?

1.メーラーのURLを情報システムが社員全員に通知しなかったこと。
 トラブルが発生しても、それを回避する手段があるなら、被害は最小に抑えられる。例題のサイボウズでしか使えない固有の機能は掲示板とスケジュール(会議室予約)だけだ。メインのメーラーへのアクセスが可能なら、サイボウズが落ちていることによる問題はほとんどなかったはずだ。さらに、文句を言ってきた人間にだけこのことを教えたので、広がるのに何時間もかかった。情報システムが連絡すれば10分もかからなかったはずなのに。

2.俺の勤めている会社ではサイボウズをほとんど使いこなしていない(だから、逆に影響が少なかったわけだが)。その中で最も依存度の高いメーラーが使えなくて、それを回避する方法があるにもかかわらず、それを情報システムが告知しなかったにもかかわらず、責任を問う声が上がらないこと。これは、情報システムの問題ではなく組織(主に経営レベル)の問題だ。

3.メーラーさえ繋がれば、ほとんど誰も困らないような使い方しかしていないサイボウズ。「それって、ホントにいるの?」という疑問が出てこないことが不思議。

他に見落としていることがあれば、コメントください。

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